【実話】金遣いの荒い父と縁を切りたい!母の遺産も娘の障害年金もあぶく銭に…障害を持つ娘の夜逃げ計画【作者に聞く】

東京ウォーカー(全国版)

障害を持つ娘が夜逃げを決意画像提供:宮野シンイチさん

子どものころから漫画が好きで、ユーモア溢れる漫画を描いている宮野シンイチ( @Chameleon_0219 )さん。X(旧:Twitter)にて公開された「夜逃げ屋日記」は、DV被害などに遭う依頼者を夜逃げさせた実話を基に描かれた人気漫画だ。今回は過去に紹介した「夜逃げ屋日記」の36~37話を紹介するとともに、著者に依頼者の父親が娘のお金を好き勝手に使ったことについても詳しく聞いた。

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娘の金で遊び歩く父に「一銭も渡さない」夜逃げ屋が見た現実

「夜逃げ屋日記」36-1画像提供:宮野シンイチさん

36-2画像提供:宮野シンイチさん

36-3画像提供:宮野シンイチさん

作者が夜逃げ屋の一員だという漫画『夜逃げ屋日記』は、実際の依頼を基に描かれたリアルなエピソードが人気を集める作品だ。今回の物語の依頼者は、25歳の松下ホノカさん。足に障害を抱え、車いすで生活をしている。数年前に母を交通事故で亡くし、ホノカさんが12歳のときに蒸発していた父が突然帰ってきた。

「家族の生活のため、食費や水道光熱費などに使うということなら理解はできるんですが、自分の娯楽のために娘の障害年金を使うというのは、卑劣なことだと感じました」と語るのは、夜逃げ屋の一員でもある作者・宮野シンイチさん。ホノカさんは父の行動に限界を感じ、障害を抱えながらも夜逃げを決断する。夜逃げのタイミングは、2カ月に1度の障害年金の支給日。この日は父が一日中外で飲み歩く習慣があるため、決行には絶好のチャンスだった。夜逃げ屋のメンバーは綿密に計画を立て、障害年金の振込先口座の凍結と時間稼ぎのための作戦も用意した。段取りは整ったが、想定外の事態が二人を待ち受けることになる。果たして逃げ切ることができるのか、手に汗握るストーリーにどんどん引き込まれる。

作者の宮野さんによれば、このように家族から逃げるという案件は珍しくないという。「社長から聞いた話だとこういったケースは過去にも何件か受けたことがあるらしく、闇の深さを実感しました」と話してくれた。

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取材協力:宮野シンイチ(@Chameleon_0219)

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