普通にしてても「怖い」「にらみつけてる」と言われることがある。それは眼瞼下垂(がんけんかすい)かも?眼瞼下垂とは、筋肉や神経の問題によって瞼が完全に開いていない状態。頭痛や肩こり、目の痛みなどのトラブルが起きることもある。今回は、現役の形成外科医の中村まさる(
@MI_PRAS_Masaru
)さんが「マイナー外科である形成外科をもっとみんなに知ってもらいたい」と、形成外科の視点から描く医療漫画を紹介するとともに、漫画を描くことになったきっかけやシリーズ全体の話を聞いた。
眼瞼下垂とは筋肉や神経の問題によって瞼が完全に開いていない状態
主人公のゆっこは普通にしているのに「怒ってる」「にらみつけてる」と言われてしまい悩んでいた。祖父に連れられ形成外科へ相談にいくと「眼瞼下垂」と診断された。眼瞼下垂とは、筋肉や神経の問題によって瞼が完全に開いていない状態を指す。場合によっては、保険適用の手術を受けられることもあると説明を受け、同じ症状であった祖父と2人で治療を開始する。結果「肩こりや頭痛が減った」という祖父と「まぶたが軽くなった」「目の奥の痛みがなくなった」というゆっこ。眼瞼下垂によって起こるトラブルも解消したのであった。
作者の中村まさるさんは、形成外科を知ってもらいたいという思いで形成外科漫画を書き始めたという。自分自身医者になる直前まで「形成外科とはなんだ?」「どんな病気を治せるんだ?」と知らないことも多くあり、こういったことがより広まれば治療機会を増やせる思ったという。
また「医療情報であるため『間違いがないように』ということを一番気をつけていました。漫画である以上、話の展開のために大仰に演出することはしばしばあるとは思いますが、そのために情報の正確さが歪まないように気をつけています。あとは疾患の紹介もしていく以上、罹患患者さんが読んで不快にならないようには気をつけていきたいです」とメッセージを残してくれた。
素人では知ることのできない知識まで詳細に描かれていて、読み応えがある本作「目が重たくてツラい病気『眼瞼下垂』を治したら、色々ラクになったお話」をぜひ読んでみて欲しい。
取材協力:中村まさる(@MI_PRAS_Masaru)
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