拝み屋の母を持つ神田暁は、視えないものが視えた。とあるイベントで出会った字書き師の背後には、彼女に執着した影が視えて?6.4万いいねがつく、イータ(
@378tkm
)さんの「イベント後にアフターしたらとんでもねぇことになった話」を紹介するとともに本作の制作秘話を聞いた。
「ファンタジーと現実の間にあるようなホラーを目指しています」
字書き師のゆるもりは、イベントで2人の青年と知り合う。隣のブース同士で意気投合し、イベントのあと、遊びに行くことになった。ファミレスでの楽しい時間を過ごすなか、彼らは「ゆるもりの自宅に行っていいか」と聞いてきた。なんと青年2人は「視える側」の人たちで、ゆるもりの背後に元カレの生霊が見えていたのだ。
本作「イベント後にアフターしたらとんでもねぇことになった話」を制作した経緯について、作者のイータさんは「小さい頃から漫画家になりたかったので、いろんな漫画を書いていましたが、大人になって『暁』というキャラクターを思いついたのがきっかけで、このシリーズを作っています」と話す。
主人公の神田暁は、「視えるものを祓う」ことができる。イータさんは「悪いもの(成仏する気がないもの)は、吸い取って体の中に入れて無理やり除霊します。彼の能力で、体内で悪いものを綺麗にして、超クリーンな屁として排出されます。実は暁は人知れずスカしっぺをしています。無音無臭なので誰も気づかないのです」と暁の中に取り込まれた悪霊の行方を教えてくれた。
「ファンタジーと現実の間にあるようなホラーを目指しています」と言うイータさん。本作の見どころを「魑魅魍魎を通して『人間とは何か』『命とは?』を考える、ホラーヒューマンドラマです」と話す。本作には続編がいくつもあり「実は親子二世代にわたる構想で書いています」とイータさんは打ち明ける。今後の展開が楽しみだ。
取材協力:イータ(@378tkm)
※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。