赤い袋に「辛」の文字で知られる、韓国のインスタント麺「辛ラーメン」。日本でも販売され、韓流ドラマやSNSなどでも登場することで、近年さらに人気が高まっている。2024年10月に10日間限定で日本初の「辛ラーメン」POP UPが開催された際には、最大5時間待ちとなった。そんな「辛ラーメン」が新たに2025年6月10日に東京・原宿にPOP UPストア「辛ラーメン粉食(ブンシク)POP UPストア」をオープン。今回は約1年間(予定)の開催となる。
世界100カ国以上で販売されるグローバルブランド
「辛ラーメン」は、韓国の食品メーカー「農心」が展開するインスタント麺のひとつ。ちなみに韓国ではカップラーメンより袋麺のほうが人気があり、インスタント麺市場では約7割が袋麺という。「農心」は2024年のインスタント麺の市場シェア56.3%と圧倒的な支持率で、中でも代表格の「辛ラーメン」は1991年以降の韓国インスタント麺市場で不動の売上1位(※)となっている。
※Nielsen IQ Korea 2022
人気の理由は、もちもちした食感の中太麺、厳選された唐辛子を使用した旨辛スープ、さらに、キムチ味やノンフライ、焼きそばなど豊富なラインナップ。袋麺のよさは、自分の好きな具材をトッピングできるのはもちろん、お湯の代わりに牛乳や豆乳などを使ったスープアレンジや、調味料を足したり、お湯や粉末スープの量を調整したりすることで、自分好みの味が楽しめること。
ただ、面倒なのが鍋を使って調理をする手間。POP UPストアならお店で作ってくれるのかと思いきや、自分で作るスタイル。それだとあの地味な手間がかかるのではと思いきや、ここで調理を担当するのは自動ラーメン調理器。韓国のコンビニエンスストアなどに設置されていて、SNSなどでも紹介され、もはや定番となっているあのマシン。つまり韓国で人気の“漢江ラーメン体験”ができるのだ。
韓国でも人気の「漢江ラーメン」体験
「漢江ラーメン」の漢江(ハンガン)は、韓国・ソウルの中心を流れる漢江のことで、この川沿いのコンビニエンスストアで袋麺を購入して、自動ラーメン調理器で調理したあと、漢江公園で食べることを「漢江ラーメン」と呼ぶそう。
作り方は簡単で、専用のカップに袋麺の麺と付属のかやく(具材)、粉末スープを入れ、自動ラーメン調理器にセットしてボタンを押すだけ。あとは表示された時間待てば完成する。お湯ではなくミルクを選ぶことができたり、お湯を減らして混ぜ麺にしたり、アレンジも自在。トッピングも選べるので、オリジナルの「辛ラーメン」が楽しめる。
トッピングは別料金がかかるが、チーズ、ウインナー、バター、ニンニク、玉ネギ、青ネギ、シイタケ、トマト、卵があり、この中から選べる。チーズたっぷりや、ニンニクマシマシなど、マニアっぽい味にしたいなら同じ具材を3つ選ぶのもOK。アレンジの楽しさも体験できる。
また、できあがりにプラスする調味料もある。一味、コショウ、ラー油、トマトケチャップ、マヨネーズ、酢、ゴマ油、エゴマ油、オリーブオイル、ゴマと、種類も豊富。辛粉末スープ全量、お湯少なめ、一味やコショウをプラスして辛さを追求するのもいいし、お湯を減らしミルクでスープを作り、チーズやバターを入れてクリーミーでまろやかな洋風テイストを試してみるのもおすすめ。
さらに店舗1階ではヤンニョムチキンやキンパといった韓国フードや、ケーキやスクープクッキー、マシュマロヌガーなど見た目にもかわいい韓国スイーツも販売している。「辛ラーメン」だけでなく、こちらのフードも2階で食べてもいい。キーホルダーやキャンドルなど、雑貨もあるので、お土産探しにもおすすめだ。
「辛ラーメン」を楽しみ、韓国カルチャーにも触れることができる「辛ラーメン粉食(ブンシク)POP UPストア」。日本でも人気が高まっている「辛ラーメン」の、普段食べない組み合わせで新たな魅力に出合えるかも。ぜひ足を運んでみよう。
※6月16日以降は通常営業のため、オープン時と異なる点があります。詳細は店舗にご確認ください。
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