阪堺電車がオリエント急行に!!ジョニデと乗車できるラッピング電車が期間限定で運行

関西ウォーカー

アガサ・クリスティの不朽の名作をハリウッド屈指の豪華キャストにより新たに映画化した『オリエント急行殺人事件』と、大阪唯一にして日本最古の路面電車である阪堺電車がコラボレーション。11月9日(木)より期間限定で、劇中のオリエント急行をモチーフにした特別ラッピング電車「オリエント急行路面電車」が運行する。

今回、特別ラッピングを施したのは、1928年(昭和3年)に作られ、約80年が経過した今でも現役で運行している166号。豪華キャストにより全く新しいエンターテインメントとして生まれ変わった本作と同じように、「チン電」の愛称で地元の人に親しまれている阪堺電車が、期間限定でオリエント急行に生まれ変わる。11月8日(水)阪堺電車・あびこ道車庫で行われたオープニングセレモニーで、特別電車が初お披露目。劇中のオリエント急行を彷彿とさせるカラーデザインに、名探偵・ポアロを演じるケネス・ブラナーと富豪を演じるジョニー・デップをはじめ、ペネロペ・クルス、ミシェル・ファイファーなど豪華キャスト陣が乗車しているように見えるラッピングも施されている。

阪堺電車の上田典生さんは、アガサ・クリスティの原作発表と166号の運行をはじめた時代が近いうえ、世界観も似ていると話し「作品とこの電車が非常にマッチしている。この特別電車に乗車していただき、オリエント急行の世界を感じてもらえたら」とコメント。また、本作を配給する20世紀フォックス映画の日本代表ジェシー・リーさんは「今回の特別列車に関してだけは、名探偵ポアロが登場するような事件や事故が起こらないよう、無事の運行をお祈りしています」と粋なコメントを添えた。

オープニングセレモニー終了後、我孫子道駅からあべのハルカスがある天王寺駅前駅までテスト運行が行われた。珍しいラッピング電車に驚きの表情を浮かべる人やスマホで写真を撮る人も。今回の特別ラッピング電車は、11月9日(木)〜2018年1月末まで運行予定。トルコからフランスではなく、阪堺電車沿線を走る。映画ファン、電車ファンのみならず、多くの人から注目されそうだ。

映画『オリエント急行殺人事件』は、12月8日(金)より TOHOシネマズ梅田ほか全国ロードショー。

【関西ウォーカー編集部/ライター山根 翼】

山根翼

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