漫画原作をドラマ化、映画化、アニメ化。1人が制作した漫画が、多くの制作者の手によって新しい形として再現される。そこで起きる改変は、どのような理由で起こるのか?のりば(
@MangaNoriba
)さんが実体験をもとに描いた漫画「なぜ『原作改変』は起こるのかの話」を投稿すると、Xでは144万のいいね(2025年6月24日時点)がつき、ユーザーからは「こんなことが起きているのか」「妙に納得できてしまう」と、大きな反響を呼んだ。今回は、「いったいなぜこんなことが起こるのか…」現場の実態を知るのりばさんに話を聞いた。
自身の経験をもとに制作の裏側を伝えたい!作者の想い
アニメが多くの支持を集める一方で、実写作品が敬遠される理由には、視聴者の目に見えない制作現場の事情が大きく関係している。本作「なぜ『原作改変』は起こるのかの話」は、その舞台裏を描いたドキュメンタリー風漫画である。
一時期「漫画の実写化」に多く関わっていたという、作者・のりばさんは「意外と一般の人々は原作改変について知らないのではないか?」と感じ、自身の経験をもとにお話しできることが少なからずあるのではないかと考え、今回の漫画制作に意義を見出したという。物語の構成は「実際に私が酷いと感じた方の発言をもとに構成しております」と、のりばさんは制作秘話について教えてくれた。
また、本作のSNSでの反響については「意外にもXの皆さんが『こんな酷い現場があるのか』と、驚いている様子に私自身が驚きました。それと同時に、Xの皆さんの創作に対する多大な愛情を強く感じました。日本の漫画やアニメがこれほど強いのは、こうした支えている方々の存在のおかげだとあらためて感じました」と、のりばさんは語る。
本作以外にも、「高宮ウォーキング」や「砂糖とみりんと醤油と酒の話」など、他愛ないやりとりを描いたギャグ漫画を描いているのりばさん。自身が気に入っているエピソードとして、「パソコンの話」「コント 健康診断」「コント バイトテロ」をあげた。
まだまだネタは豊富にあるといい、今後もさまざまなテーマに挑んでいく意向を示している。
取材協力:のりば(@MangaNoriba)
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