助けない担任「お前が弱いからだ」“イジリ”という名のイジメ地獄… 発達障害グレーゾーンの特性も知らず「小・中学生のころは毎日が地獄だった」【作者に聞く】

東京ウォーカー(全国版)

「発達障害グレーゾーン」の特性を持った漫画家・クロミツさんの少年期とは?画像提供:クロミツ(@kuromitsu1510)

ある日突然「発達障害グレーゾーン」の“特性”があると言われたら?

「甘え」「怠慢」と世間から疎まれる“生きづらさ”を描く漫画家・クロミツさん(@kuromitsu1510)。社会的にもメンタル的にも常にギリギリを感じて生きるクロミツさんは、小・中学生のころから“異質な存在”として見られ、「イジリ」という名の「イジメ」を受けていた。当時の悪質なイジリに苦しむクロミツさんを絶望から救ったのは、大好きなアニメやゲームだったという。

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「もっと強くなりなさい」…先生の言葉が追い詰める地獄の日々

「第1話」02画像提供:クロミツ(@kuromitsu1510)

「第1話」03画像提供:クロミツ(@kuromitsu1510)

「第1話」04画像提供:クロミツ(@kuromitsu1510)


イジリという名のイジメが深刻化したのは「小5から中3くらいまで。結構長く続いていた」とクロミツさんは振り返る。具体的には「イヤなあだ名をつけられたりとか、ひどいときは暴力を振るわれたり」といった行為が多かったが、「イジる側はイジメているという意識ではなかったと思う」と分析する。

「やめてほしい」という主張は苦手で、「拒否しても相手に力負けして面白がられて終わり」だったという。先生は現場を見れば注意したが、「もっと強くなりなさい」とも言われたと明かす。また、自分が辛そうな顔をしていると、「イジる側の子に『そんな顔してたら俺がイジメてるみたいだろ⁉』と逆ギレされて辛かった」と述懐した。

当時の心境について、「学校の同級生のみならず、塾の講師にも“ダメな子”として目をつけられていたので、小・中学生のころは毎日が地獄だった」と打ち明ける。中学卒業後は高専に進学し、イジメはなくなったものの、「トラウマで人付き合いが思うように上手くいかなくて、一人で遊ぶことが増えるようになった」と、長期にわたる影響を語った。

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