「神の一言」にスカッ→不動産屋に騙されかけたカップルを救った彼の神対応とは?【作者に聞く】

東京ウォーカー(全国版)

2人に即決させようと、ライバルの存在を匂わせる不動産会社

婚活中にマッチングアプリで年下男子・こうきと出会ったアイコ。

大手IT企業勤めの彼との食事で、まさかの「1円単位のワリカン」に衝撃を受ける。“ワリカン男”と“おごられて当然な昭和女”は、一見分かり合えないと思いきや、互いに理解し惹かれ合っていくラブコメ作品『「女はおごられて当然」と思ってる昭和引きずり女が、婚活した話』。5巻が発売され注目を集める同作について、作者のコニシ ナツコさんに制作秘話などを聞いた。

『「女はおごられて当然」と思ってる昭和引きずり女が、婚活した話』を最初から

冷静なこうきは不動産会社の発言の矛盾を突き、嘘を暴く


「論破シーン」の難しさ…Chat GPTも活用する作者の工夫


昭和なアイコと合理主義なこうきの対比について、コニシさんは「この漫画はタイトルにもあるように、『奢り・奢られ問題』からスタートしました。作者の私自身も悩んだことがあり、巷でもよく話題になるので、この問題について真反対の考えのキャラクターが出会い、お互いの主張をぶつけ合うのはおもしろそうだなというのが始まりです」と語る。しかし、二人が恋愛関係になるため、ずっと奢り奢られ問題に取り組むわけにはいかないと考え、価値観を変えるためのエピソードを構想した。

二人に即決させたい不動産会社が「先週内見した人が気に入っている」と嘘をついた場面で、こうきが「昨日新着として出ていた物件なのに、先週内見に来た人がいるわけがない」と見抜くシーンは読者のスカッとを誘う。

こうきのように論理的思考の強い読者に「そんなふうに考えないよ」と思われないよう、こうきの論破シーンのセリフはいつも精査しているという。「こうきになりきって考えるようにしているが、思考がいまいちわからないときには、Chat GPTに聞くこともある」と、制作の裏側を明かした。

『「女はおごられて当然」と思ってる昭和引きずり女が、婚活した話』を最初から

取材協力:コニシ ナツコ(@natsukoni81)

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