SNSでソロ活や体調不良など、30代のリアルな日常を漫画で綴るみくるべさん(@mikurube_manga)。34歳で初めてできた恋人に突然失恋し、立ち直るまでの日々を描いた漫画は、読者から大きな反響があった。
コミックエッセイ『34歳初めての失恋から立ち直るまでの記録*は、当時の心境をより詳しく描く。彼との出会いや、うれしくなかった初体験、そして現在思うことなどが、赤裸々に綴られている。
今回は、みくるべさんの元に遠距離恋愛中の彼氏・ケンジ君から「大事な話がある」とメッセージが届く場面を紹介する。しかし1時間以上も沈黙する彼に「もしかして別れ話?」と切り出したところ、彼は大号泣…。どうにか話し合いをしようとするが…。
「きちんと話そう?」と声をかけても、一向に泣き止む気配のないケンジ君に対し、みくるべさんは「まず、泣くくらいなら振るなよ!と思いました。泣きたいのはこっちだし、正直なんの涙かわからなかった。散々待たされたあげくフラれて、しかも号泣で会話にならないので、ショックよりも先にイライラしてしまいました」と当時の心境を語る。
別れる理由を尋ねると、「2週間前に好きな人ができた」とまさかの返答が。通話回数を減らそうと言われた以外、思い当たる節はなく、むしろ依存せず過ごせるようになったとプラスに感じていたという。
「最後までいい彼女でいれば別れ話もなかったことになるんじゃないか」と期待したが、翌日ケンジ君のSNSには「これでよかったんだ」と吹っ切れた様子のつぶやきが。
失恋漫画を描く中で今回が一番つらかったエピソードだとしながらも、「ぐちゃぐちゃな気持ちを曝け出すことで、いま失恋でつらい人へ『一人じゃないよ』と伝えたかった」と、作品に込めた思いを語る。「ケンジ君と出会わなければ今の自分はないので、今でも出会えてよかった。未熟で困らせたが、結果フラれてよかった」と率直な心境を明かした。
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