2024年2月、pixivに初投稿された「異能バトルはゾンビパニックのなかで」が反響を呼んでいる。物語は、死体が蘇る「ゾンビウイルス」と「異能ウイルス」が同時に発生したところからスタート。学校中の生徒がゾンビ化したなかで、「異能ウイルス」に感染した青年がゾンビと戦っていた――
白零
さんの「異能バトルはゾンビパニックのなかで」を紹介するとともに、今後の構想について話を聞いた。
夢で見たラストシーンをきっかけに壮大な物語が静かに動き出す!
ゾンビと異能――ふたつのウイルスが同時に広がった学校で、「異能」をもつ青年たちがゾンビと戦っていた。体を硬くも柔らかくもできる異能を持つ東日下陽(あさか よう)と、物体を指定した時間に動かすことができる夜明蓮(よあけ れん)だ。
「学校を出よう」と訴える夜明。だが東日下は「まだ生きてる友達を助けたい」と譲らない。ふたりは、どれだけの人が逃げ切ることができたのかを確かめるために体育館へ向かう。だが、そこはすでにゾンビの巣窟となっていた――。
本作、「異能バトルはゾンビパニックのなかで」を描くのは漫画家の白零さん。2024年2月からpixivに投稿を始め、半年で9話・259ページを描き上げた。ストーリーを思いついたのは「ラストシーンを夢で見たことがきっかけ」だと話す。「自分でも『これはおもしろいかも』と思い、そこにつながるまでの展開を考えた」と教えてくれた。
構想は全100話の予定だった。だが「序章ですら想定を超えて長くなってしまったので、200話くらいになる気がしています。」と、自分でも驚いているようだった。「絶望的な状況でも、自らのアイデアで解決していくような展開が好き」と語る白零さん。「この作品もそういった展開にしていきたい」と意欲的だ。読者からは、「ゾンビ化と異能力の組み合わせおもしろい」「勢いがあって充足感がある」と、高い評価が集まっている。
異能を使いこなしながら、仲間を助けに走るふたり。その先にある「夢で見たラスト」を、ぜひ一緒に見届けてほしい。
取材協力:白零
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