【寝る前にホラー】朝まで開けてはいけない和室のふすま→「覗き見」が招いた恐怖のゾクゾク…「怖いけど読んじゃう」の声「扇風機の家」【作者に聞く】

東京ウォーカー(全国版)

豪邸でバイトをしている友人に、一緒に過ごそうと誘われる画像提供:大家(@ksyjkysk)

朝まで開けてはいけない和室のふすま。しかし、怖いもの見たさで庭から少し覗いてしまった大家さん(@ksyjkysk)が、見てはいけないものに遭遇する。今回は、そんな恐怖を描いた漫画「扇風機の家」を紹介する。本作は、著作権フリーかつ無料配信のツイキャス「禍話禍ちゃんねる 百怪忌念スペシャル」で語られた怪談を再構築し、漫画化したものだ。

【漫画】本編を読む


「不気味な和室」と「隠された友達」…ホラー漫画化の舞台裏

豪邸でバイトをしている友人に、一緒に過ごそうと誘われる画像提供:大家(@ksyjkysk)

大豪邸には、巨大テレビもバーカウンターもある!!画像提供:大家(@ksyjkysk)

バイト代のほかに食費ももらっていて、うちの中にさえいれば、豪遊できる「おいしいバイト」画像提供:大家(@ksyjkysk)

家主がいない間の留守番ともう1つ頼まれたことがある画像提供:大家(@ksyjkysk)


原作の「禍話」(@magabanasi)は、毎週土曜日23時から配信される怪談ツイキャスだ。大家さんは以前から「禍話」のファンで、「リモートワークや原稿の作業中によく聴かせていただいていました。禍話さんはファンの方によるリライトやファンアートなどの投稿が盛んで、私自身も漫画を描くので、せっかくなら参加したいと思ったのがきっかけでした」と、創作の経緯を語る。

なかでも、本作「扇風機の家」を描こうと思った理由を尋ねると、「禍話のなかでも特に好きなお話でしたし、不気味な和室など描くのが楽しそうなシーンがたくさんあったので描かせていただきました」と語る。本作は「怖いけど読んでしまう」「ゾクゾクした」といったコメントとともに1.2万のいいねを獲得した。

漫画化する上で気をつけたポイントについて、「元のお話の怖いポイントの一つが“何かに気付きつつもそれを隠してる友達”の存在だと思うので、友達の表情や行動に不穏さを感じられるよう心掛けて描きました」と、演出の工夫を明かした。

大家さんの作品は、SFやミステリーの世界観が秀逸だ。スティーブン・キングの映画を彷彿とさせる『僕らの夏と灰』や、山奥の別荘に避難した男たちの秘密を隠し合う会話にゾクゾクする『嵐の日の来客』など、ミステリーともオカルトとも言えない奇妙な話もおすすめだ。暑い季節に、「鳥肌が立つ!」「静かに怖い」作品で冷たい汗が背筋を流れる体験をしよう。

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取材協力:大家(@ksyjkysk)

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