2025年は“昭和100年”とも言われ、古き良き時代を振り返る機会にもなっている。数年前から続くレトロブームも手伝って、昭和の時代の面影が残る街並みやグルメ、雑貨などが幅広い世代に支持されている。 “昭和100年”を感じられ、特に最近、若い世代にも人気の熱海を紹介。
レトロが詰まった「ホテルニューアカオ」
まず足を運びたいのが「ホテルニューアカオ」。昭和の熱海のシンボルでもあったホテルで、かつては新婚旅行や社員旅行で多くの人が訪れる人気宿泊施設だった。しかし、コロナの影響などから2021年に惜しまれつつも一度営業を終了。その後、運営会社が変わって2023年に営業を再開した。
再開後の「ホテルニューアカオ」は、全盛期を知る世代だけではなく、実は若い世代に人気だという。その理由は、リアルなレトロが残っていることだ。「ホテルニューアカオ」が開業したのは1973年。50年以上の歴史を持つ建物には、今ではなかなか見ないきらびやかなシャンデリアや、らせん階段、趣のある家具や調度品など、館内のあちこちに懐かしい空間が広がり、そのすべてがフォトスポットになっている。
宿泊して敷地内のすべてを回るのもいいが、せっかくの熱海なので、「ホテルニューアカオ」のほかにもあちこち足を運びたいという人には、「メインダイニング錦」でのランチで立ち寄り利用がおすすめ。メイン1品が選べる「ハーフビュッフェ」(2970円)なら宿泊しなくても利用OK。
「メインダイニング錦」はクラシカルなシアターレストランで、海に向って大きなガラス窓が広がり、時代を超越したような空間。象徴的な赤いじゅうたんや内装は“ゴージャス”という印象だ。昭和の時代を知る人も知らない人も、“あの時代”に舞い込んだような気分になれる。
ランチメニューの撮影ももちろんいいが、ここはこの雰囲気を味わって、レトロな写真を撮影することをメインにしたい。ほかにも、イベントなど多目的に使われるバンケットや、創業時から変わらない「ホテルニューアカオ」のロゴ看板など、とにかくフォトスポットの宝庫。作られたものではなく、昔からここにあって、ホテルの歴史をそのまま感じられるところが魅力だ。懐かしみながら、あるいは新鮮な体験にワクワクしながら、ホテルや敷地内を巡ってみよう。
「ACAO FOREST」で季節の花々と“空飛ぶブランコ”体験
熱海駅から無料シャトルバスで行ける「ACAO FOREST」は、13のテーマガーデンから構成され、さまざまな植物を見ることができる。5月から6月はバラが見頃で、イングリッシュローズガーデンやフレンチローズガーデンを回るのがおすすめ。6月後半から7月にはアジサイが咲き、8月に向けてはひまわりが彩る。季節ごとに違った雰囲気が感じられるのも魅力だ。2025年8月31日(日)までは「ACAO FOREST 2025 SUMMER」を開催し、夏の花々だけでなく期間限定グルメや風鈴づくり、キャンドルすくいなどの夏ならではのワークショップも楽しめる。
敷地内に曽我浅間神社があったり、日本最大の盆栽「鳳凰の松」がある日本庭園があったりと、散策にもぴったり。また、海に臨む風景や、ガーデンの植物、美しく咲く花もまた写真を撮りたくなる。天気のいい日は空と海のブルーと植物のグリーン、そして色とりどりの花の色が美しい。
さらに、写真だけでなく動画を取りたくなるスポットが“空飛ぶブランコ”。オーシャンガーデン内にあるブランコは、まるで空を飛んでいるような、海の上に飛び出してしまいそうな体験ができる。子どものころに乗った公園ブランコとは違い、景色を楽しむための乗り物のよう。これは写真だけでなく、ぜひ景色と一緒に動画に収めたい。
熱海駅前の商店街で人気スイーツを堪能
熱海の人気スポットのひとつが駅前の昔からある商店街。熱海駅のすぐ近くにある平和通り商店街と仲見世通り商店街、少し離れた熱海銀座商店街と、のんびり歩くにはぴったりのレトロな雰囲気。といっても、いまや観光客が押し寄せる人気エリアなので、のんびりとはいかないかもしれない。
商店街に並ぶ店舗も時代とともに移り変わり、今では昔からある温泉まんじゅうや干物、かまぼこなどのお店だけではなく、多彩なスイーツ店も増え、まさに“映える”スポットとなっている。数ある人気店の中から今回訪れたのは「いちごBonBonBERRY ATAMI HOUSE.(イチゴ ボンボンベリー アタミハウス)」と「熱海ミルチーズ」。
「いちごBonBonBERRY ATAMI HOUSE.」は名前の通り、いちごスイーツに特化したいちごカラーのかわいい店舗。期間限定のかき氷「ボンボンいちごおり」(800円)や、「いちご大福」(350円)のほか、「いちごあめ」(500円)など、種類豊富ないちごスイーツに出合える。
なかでも熱海らしいのが、フレッシュないちご、バウムクーヘンと一緒に温泉まんじゅうを串に刺した「温泉まんじゅういちご串」(500円)。ほかにはなかなかないということで人気となっている。
食べ歩きもできるが、店舗の3、4階がイートインスペースになっていて、ここで写真を撮りながら食べるのがおすすめ。内装のかわいさは、それだけでフォトスポット。お気に入りのメニューとともに写真を撮って盛り上がろう。
次に向かったのは、「熱海ミルチーズ」。熱海温泉とお風呂をテーマに、お風呂のあとの定番、牛乳をスイーツに仕立てている。かわいいかばさんと牛の「うーしー」のイラストが目印だ。人気はバスクケーキメニュー。「ホールのバスクチーズケーキ」(2000円)だけでなく、「パフェバスク」(850円)や「のめるバスク」(680円)といった、ほかでは味わえないメニューも要チェック。
お土産としても人気の瓶入りの「熱海チーズケーキ」(460円)も忘れずに。バスクチーズケーキ、レモンサワークリーム、レアチーズケーキの3層が瓶の中に入っていて、違った味わいが楽しめる。層ごとに味わったり、異なる味を合わせてみたり、こちらも写真を撮りながら味わおう。
昔ながらの風景や建物と、新しく熱海の街並みに仲間入りしたショップやスイーツが融合する熱海ならではの魅力を体感できた。熱海では行く先々に写真や動画に収めておきたい景色がいっぱい。今回は「Samsung Galaxy S25 Ultra」と一緒に巡ったが、写真撮影機能に優れたスマートフォンがあるとかなり心強い。熱海のように街のいたる所がフォトスポットであり撮影チャンスの宝庫だと、すぐに写真を撮りたくなる。
スマートフォンで撮影することはもはや当たり前になっているが、「2025年のAndroid最高峰の機能を備えた最上位モデル」という「Samsung Galaxy S25 Ultra」のような相棒がいれば、旅行はもちろん、ちょっとしたおでかけが今までよりももっとずっと楽しくなる。熱海にはまだまだたくさんのレトロスポットや、新旧織り交ぜた魅力あるエリアがある。自分なりのレトロな写真を撮りに熱海に足を運んでみては?
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