気づけば3時間経過…子ども会の会長だけはやりたくない!!しかし破天荒な人が会長になってしまって?【インタビュー】

東京ウォーカー(全国版)

自治会のなかにある子ども会。子どものためにあるとはいえ、親の負担は大きい。しかも、2度目の役員が回ってきて…!?自身に起きた大変だった子ども会についてを赤裸々に描く新庄アキラ(@shinjo_akira)さんの『子ども会の役員が再び回ってきた話』を紹介するとともに詳しく話を聞いた。

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「兄弟のうち一度役員をやればもうやらなくていい」という条件だったのに…!!

『子ども会の役員が再び回ってきた話』08画像提供:新庄アキラ(@shinjo_akira)

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『子ども会の役員が再び回ってきた話』34画像提供:新庄アキラ(@shinjo_akira)

次年度の役員決めの日。6年生メンバー5人のうち、4人はすでに子ども会役員の経験者。未経験の三浦さんが「今度は会長かな」と誰もが思っていた。しかしその空気をあっさり裏切り、三浦さんは「来年度は学校のPTA役員をやるので、できません」と爆弾発言。なんと、規定によりPTA役員は子ども会役員を免除されるのだという。

突然の出来事に、残された4名は絶句!それでも誰も「自分がやる」とは言わず、気まずい沈黙が流れるまま、気づけば3時間経過。ついにあみだくじで決めることに。そして、まさかの結果で破天荒キャラの松子さんが会長に決定!新庄さんは会計、残る2人が副会長と書記を担当することになり、不安を抱えた新役員の幕が開けた。

簡単に一年間をやり過ごしたいと思っていた新庄さん。しかし、会長に就任した松子さんは、年間行事計画の段階から「内容盛りだくさんで、子ども会を盛り上げていく!!」とやる気満々。なんと月に1回の企画開催が決定し、当初の予想を大きく上回る負担が新庄さんにのしかかることに――。こうして始まった子ども会は、破天荒な松子会長に振り回されるドタバタの一年となる。

――子ども会役員を二回というエッセイ漫画ですが、こだわったところはありますか?

長男が小学校に入学したのは8年前。当時は、地域の「圧」によって子ども会に入らないという選択肢はなく、「兄弟のうち一度役員をやればもうやらなくていい」という話を聞いて、入会しました。しかし、長男の入会から次男の卒業までの8年間で子どもの数は減り、子ども会に入らなかったり途中で抜けたりする家庭も増えていきました。結果、まさかの役員2周目を経験することに……。

少子化の問題、「抜けたいけど抜けられない」葛藤、キャラの濃い母親たち、子ども会の存在意義、人間関係など――母親なら同じような経験をされる方も多いと思い、私自身に起きた“大変だったこと”をあえて笑いに変えて、おもしろおかしく描くことにこだわりました!

――とくに会長の松子さんの暴走キャラがおもしろいです。キャラクター設定などこだわったところはありますか?

松子さんは実在の人物をモデルに、漫画用にデフォルメして描かせていただきました。暴走して周囲を振り回しながらも、完全に嫌なやつではなく、どこか憎めないキャラクターになるよう工夫しました。

――子ども会で毎月企画をやるのは大変だったと思います。経験してみた感想はどうでしたか。

いろいろなお母さんがいるので意見がまとまることはなく…。決まるまでが本当に大変でした。それでも、役員が考えた企画や行事を子どもたちが楽しそうに参加してくれている姿を見て、すべてが報われたように感じました(笑)。また、役員になったことで、普段は関わることのない地域の方と積極的に話す機会が持てたのは、本当によかったと思っています。

――子ども会についてさまざまな意見がありますが、個人的にはどう思いますか?

私は「子ども会はいらない派」です。というのも、毎年耳に入ってくるのは親同士のトラブルの話ばかりだからです(もちろんすべての子ども会がそうだというわけではなく、あくまで自分の地域の子ども会についての話です)。

できる限り負担を減らす工夫もしてきましたが、それでも母親への負担は大きすぎました。原因の一つは、運営のやり方が30年前とほとんど変わっていなかったことにあると思います。「自分たちの代で変えるのは避けたい」という空気があり、そのまま次の年へ、またその次の年へと、形だけが引き継がれていってしまったのです。

とはいえ、地域の人たちと関わりが持てたり、子ども同士のつながりが生まれたりすることには、やはり価値があると感じています。だからこそ負担を減らし、もっと気軽でカジュアルな形に変えていけるのであれば、子ども会という存在も「アリ」なのかな、と思っています。

――そのほかにどのような漫画を描いていますか?

生きていると事件ばかり起きます(笑)。それに対してクヨクヨするのではなく、笑いに変えて毎日が楽しく送れるように、日常漫画や絵日記、オタ活など、身近なものをテーマにギャグ漫画を描いています。電子書籍『家を建てたら自治会がヤバすぎた』『転職したら職場がヤバすぎた』が発売中です。こちらはまさに30代、40代の女性には共感していただけるような、リアルで身近な内容になっていると思います。ぜひ読んでみてください!

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画像提供:新庄アキラ(@shinjo_akira)

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