バスにベビーカーで乗車したら「邪魔なんだよ!畳め!」と怒鳴られ、ベビーカーを蹴られたという事件が話題に。交通機関でのベビーカー利用をめぐるトラブルが後を絶たないなか、「こんな世の中だったらいいのに…」という思いを発信するイラストレーター、志水吹歌さんことオカン羊さん(@shimizoon)の漫画『バスとベビーカー』を紹介するとともに、制作の経緯を聞く。
「赤ちゃん守るヒーロー」は現れるか?作者の願望が描く理想の光景
さほど混みあっていないバスの中、ベビーカーを指定位置に置き座っていた女性。しかし、乗車してきた男性が「邪魔なんだよ!」とベビーカーを蹴り、文句を言ってきた。この出来事をXに投稿すると瞬く間に炎上し、大きな話題となった。
作者の志水さんは、本作を描いたきっかけとして、「赤ちゃんを守らなければいけない。一番不利な人、一人に戦わせる世の中であってほしくない。次こんなことがあれば、きっとヒーローが現れるはずだ‼」という願望をもとに描いたと語る。
「他人のことを思いやれない、想像力や忍耐力のない人は、残念だが、変われないんだと思う。空気を読めないから空気が変わったことも気づけない。そういう人がいなくなることはないと思うので、未だにベビーカーを邪魔者扱いする人が絶えないことについては、仕方がないのかなと考えている」と、志水さんは自身の見解を述べる。
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