バスにベビーカーで乗車したら「邪魔なんだよ!畳め!」と怒鳴られ、ベビーカーを蹴られたという事件が話題に。交通機関でのベビーカー利用をめぐるトラブルが後を絶たないなか、「こんな世の中だったらいいのに…」という思いを発信するイラストレーター、志水吹歌さんことオカン羊さん(@shimizoon)の漫画『バスとベビーカー』を紹介するとともに、制作の経緯を聞いた(後編)。
最高の連携プレー!結末にスカッ
本作では、座っていた女子高生や写真が趣味の男性など、それぞれができることで赤ちゃんを守るために行動を起こす。最後は運転手が「迷惑行為はあなたの方です」と毅然とした態度で男性に降車を促す。読者からは「最高の連携プレー!本当に、これが現実ならいいのに」「スカッとした!自分もいざというときは行動に移したい」などのコメントが届き、大きな共感を呼んだ。
本作について志水さんは、「いじめっ子が弱い者いじめをしてしまったときに、ちゃんと止めてくれる人が“3人”いれば、それだけでいいんだろうな、と思っているし、そういう社会までもう一歩のいいとこまで来ていると信じたい」と語った。
「他人を思いやり、不利な状況にある人に手を差し伸べられる人間」として、見本となる大人が増えることを願わずにはいられない作品である。
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