まるで緑の別世界のようなコケの森が広がる、北八ヶ岳のなかでも人気が高い白駒池の散策。池の周辺には10か所のコケの森が点在し、485種ものコケが生息しているので、足元をよく見ながら時間をかけて歩きたい。
水分を含むとコケはよりあざやかになるので、雨上がりのコケ観察もおすすめ。新緑山に慣れてきたら高見石まで足を延ばして、原生林の中に浮かぶ神秘的な白駒池を眺めてみよう。
(1)白駒池入口・・・標高2000mを超える白駒池入口まではバスで楽々。7~10月中旬までは毎日、往復3便運行。
↓ 徒歩15分
(2)白駒池分岐・・・白駒池分岐から樹林帯の上りが続く。木の根や滑りやすい石に注意。
↓ 徒歩60分
(3)高見石小屋・・・高見石は白駒池の絶好のビュースポット。小屋の裏手から、大岩を慎重に登ろう。標高2300m。
↓ 徒歩40分
(4)白駒池・・・原生林の中に現れる白駒池。池1周は約40分。岩と樹林の間に敷かれた木道を歩く。ぬれている時はスリップ注意。標高2115m。
↓ 徒歩30分
(5)白駒池分岐・・・この分岐から白駒池入口までは一面、コケのじゅうたんが!ルーペや虫眼鏡を持参して、コケ観察を楽しもう。
↓ 徒歩15分
(6)白駒池入口・・・眼前に至仏山、背中に燧ヶ岳と、進んでも振り返っても絶景が待っている。
白駒池近くにある白駒荘でひと休みもおすすめだ。池の水で淹れたコーヒーまたは紅茶が楽しめる。
「コケの観察会」などのイベントもあるので要チェック!山頂にこだわらず、白駒池周辺だけでも見どころいっぱい。雨の日でも楽しめるのがコケの森の魅力の一つだ。山歩きガイド本「ラクちん!東京から行く 絶景山歩き&ハイキング」ではこのほかにも、四季折々の絶景山歩きコースをご紹介。さまざまな絶景を見つけに、ぜひ出かけてみよう!
■長野・北八ヶ岳コース/白駒池入口→白駒池→白駒池入口/歩行時間:約2時間40分/歩行距離:約3.9km
東京ウォーカー編集部