【ホラー漫画】“呪物絵本”で園児が正気を失う?「くらやみこうえん」の恐怖から子どもを救う“意外な方法”【作者に聞く】

東京ウォーカー(全国版)

「くらやみこうえん」1-1画像提供:色白ゆうじろうさん

数年前からホラー漫画を描き、SNSを中心に短編漫画を公開する色白ゆうじろうさん(@mrwhiteblogger)。独特な世界観が魅力で、どの作品も続きが気になる。本稿では、「くらやみこうえん」を描くうえで工夫した点などを聞いた。

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「子どもだけが知る公園」が恐怖の入り口に…

1-2画像提供:色白ゆうじろうさん

「くらやみこうえん」1-3画像提供:色白ゆうじろうさん


ある幼稚園で園児たちが「くらやみこうえん」という絵本に夢中になっていた。文章はなく薄暗い公園に人影が描かれただけのこの絵本を見ると、夢に出てくるくらやみこうえんで「くらやみくん」と遊べるという。

園児たちはこの絵本に執着し、ぼんやりと元気をなくしていく。先生は心配するも解決策が見つからず、売れないホラー作家Kに相談。Kのあるアドバイスで、園児たちは元通りになるのだった。

「くらやみこうえん」の作品を描くうえで工夫した点について、色白ゆうじろうさんは「幼稚園児の娘が話していた『くらやみこうえん』という公園の噂話を活かして描いた」と語る。「実際は子どもだけが知る楽しい公園らしいが、『園児たちだけが知る暗闇の公園』と聞くと不気味な感じがしたので、その雰囲気を活かしたお話を作るようにした」と、着想の経緯を明かした。

もし園児たちの悪夢がバクに食べられていなかったらどうなっていたか尋ねると、「園児たちは心や生命力を吸われ続けていたかもしれない。寄生虫が宿主を完全に殺さず、必要最低限の栄養だけを取り続けるように、『くらやみくん』も園児たちを生かしながらじわじわと力を奪っていたのかもしれない」と、その恐ろしさを解説した。

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