ライブドアブログ「ゆっぺのゆる漫画ブログ」やInstagramで、エッセイ漫画を描いている漫画家のゆっぺさん(
@yuppe2
)。なかでも、「親に捨てられた私が日本一幸せなおばあちゃんになった話」は完結後、電子書籍が発売。読者からは「(ほかの人にも)読んでみてほしい」「大変な生涯」「人生で一番大切なことが描いてある漫画」など感動の声が続出している。
そんな話題の「親に捨てられた私が日本一幸せなおばあちゃんになった話」の作者であるゆっぺさんと漫画で描かれている現在92歳のおばあちゃん・キヨさんに、インタビューを敢行!ゆっぺさんの本作に対する想いや、幸せに暮らすキヨさんの現在についてなどをお伝えしたい。
読者からは「人生で一番大切なことが描いてある漫画」など感動の声が続出!
本作「親に捨てられた私が日本一幸せなおばあちゃんになった話」には、衝撃的でつらいエピソードが多く描かれているが、作者のゆっぺさんが特に印象に残っているのはあかぎれのシーンだという。「今のように薬もないので、大変だっただろうな…と。私は子どもがいるので、重ねて見てしまうところもあります」と話す。
収録されている内容以外にも、実際には多くのエピソードがあり、特に戦時中の話などは、やむを得ず削らざるを得なかったという。その補完として、ゆっぺさんはいつかキヨさんの「おばあちゃん語録」を書籍化したいと考えているそうだ。「おばあちゃんの言葉って、経験に基づいた言葉なので上から目線でもなく、日頃から今の人たちに染みる言葉をすごくたくさん言ってくれているので、いつか実現できたらうれしいですね」と想いを語ってくれた。
キヨさんが手まりを作るシーンから始まるのが印象的な作品だが、キヨさんは入院をきっかけに約30年前から手まり作りを始めたという。かつては民謡をやっていたが、年齢を重ねるにつれ続けるのが難しくなり、以前から興味のあった手まり作りを新たな趣味として始めたそうだ。
また、キヨさんは手まり作りのほかにも、畑や果樹園で野菜やリンゴを育てているそう。消毒以外の作業はすべて自身で行っているという。キヨさんは「食べたいものは自分で作って、休みたいときに休んで、仕事したいときに外へ行って…好きに過ごせる今が一番気楽で幸せ」と語った。
波乱に満ちた人生を歩んできたキヨさん。その生き方は、現代を生きる私たちにとっても多くの気づきを与えてくれるはずだ。まだ読んでいない方は、ぜひ読んでみてほしい。
取材協力・画像提供:ゆっぺ(@yuppe2)、キヨ
※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。