元ゲーム会社所属デザイナーで、現在はストーリー漫画を主に執筆する吉良いとさん(@kilightit)。個人で作品を公開・販売し、商業誌にも掲載するなど精力的に活動する漫画家だ。代表作『ようこそ亡霊葬儀屋さん』は、多くの読者に感動をもたらしている。
今回は、吉良いとさんの『孤独な神様と生贄の子』を紹介。生贄として神に捧げられた少女と、その土地神の奇妙な関係が描かれている。
神様の予想を裏切る成長…「逆転する関係性」の魅力
生贄として捧げられた少女に対し、土地神は「これからはたっぷりかわいがってやろう」と声をかける。しかし10年後、少女は土地神の背丈を超えるほどに成長していた。
「頭が高いぞ、わらわは神様ぞ!?」と声を荒げる土地神に対し、少女は見下ろしながら「知ってる、私だけのかわいくて優しい神様」と言いながら体を寄せるのだった。
作者の吉良いとさんは、この作品について「逆転する関係性を描くのが好きです。2人はその後も幸せに暮らしました!」と話した。
Xでこの漫画が投稿されると、読者からは「幸せになってよかったです」「こういうのマジで好き」といった感想が寄せられた。孤独だった土地神も、少女が自分よりも大きく成長するとは予想していなかっただろう。このユニークな関係性の変化が、多くの読者の心を掴んでいる。
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