「村が滅びる!」勇者が手負いの魔物を放置?盗賊の盗み待ち→“魔族よりひどい”勇者パーティーの真相【作者に聞く】

東京ウォーカー(全国版)

「RPGあるある 盗賊の性」01津夏なつな(@tunatu727)

漫画経験ゼロから「4コマ1000本ノック」と題し、Xで毎日オリジナル4コマ漫画を投稿する津夏なつなさん(@tunatu727)。その作品の一つ『RPGあるある 盗賊の性』は、手負いの魔物にとどめを刺せない勇者一行を描いた4コマだ。

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「もってくれ…ッ!!村…ッ!!」と、傷ついた魔物に蹂躙される村を歯噛みしながら見つめる勇者。村人がとどめを刺すよう求めるなか、勇者が待っていたのは、パーティーメンバーの盗賊がモンスターからアイテムを盗むチャンスだった。戦闘中のモンスターからアイテムを盗み、そこでしか手に入らないレアアイテムがあるならなおさら粘るという、まさにRPGあるあるのシチュエーションを物語に反映させた作品だ。

「共感しかない!」RPGの“矛盾”から生まれた爆笑あるある

「RPGあるある 盗賊の性」02津夏なつな(@tunatu727)


津夏さんが作品と合わせてX上での反響もまとめた無料の電子書籍『よりぬきRPG4コマ集 4コマ1000本ノック』にも収録される同作。読者からは「これからこのシチュになるたびに罪悪感やばい」「まさにあるある」とツッコミが集まった。作品のアイデアや、RPGという題材についての考え方を、作者の津夏なつなさんに聞いた。

「RPGあるある 盗賊の性」の着想について、津夏さんは「どんなに緊迫した状況の戦闘シーンでも、モンスターがレアアイテムを持っているならば盗まずにはいられない!多くの人がRPGをプレイするなかで経験したであろう状況をネタにしてみた」と語る。

「『ぬすみ』が成功するまでモンスターを倒してしまわないよう、ひたすら防御して耐えたり、たまに回復したりという泥仕合のような光景を、一刻も早く退治してほしいと願う村の人たちは一体どんな気持ちで見ているんだろう。この状況最悪だろうな」と、リアルなゲーム体験からアイデアが生まれたことを明かした。

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