生まれたとき、両親は無職で―—。25歳で子どものころからの夢だった1000万円の貯金を達成するも、幸せとはほど遠い現実に直面する。
アラサー女性の等身大の幸せを考える鈴芽とろさんのコミックエッセイ『1000万円貯めたけど病んだ話』を紹介。今回、その作者である鈴芽とろさんに絵インタビューを実施。子どものころの「お金」にまつわる体験について前編・後編でお届けする。
「昔は迷って買わないタイプ」作者が語る“お金と価値観”の原点
本稿は、小学生のときに一生懸命工夫してお金を貯め、ゲームを買ったエピソード。小学生ながら仕事をしてその対価としてお金をもらう制度は、中学生のころまで続いたという。
ゲームのほかにも「買えてうれしかった」経験を尋ねると、「文房具屋で、動物や食べ物の形をした消しゴムや、においのついた色ペンを買うのが幸せだった」と、ささやかな喜びを語った。
もし自身が子育てをするなら、どんなお小遣い制度にするかについては、「1年の最初に1万円渡して、年間でどう使うかは本人に任せる…とかですかね。中高生になったら証券口座を作って、投資についても実践的に学んでもらえたらいいな、と思います」と、実践的な教育方針を示した。
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