「紙幣、硬貨が無限に入ると思ってる人多い」というセルフレジ。故障の原因になるため注意喚起を促す漫画を描く、狸谷(
@akatsuki405
)さんの実録漫画『チェッカー鳥海さん、レジまでお願いします』より「何事にも限度があるって話」を紹介。
社会問題化!"カスハラ"が横行する接客業のリアル
2025年4月1日から東京都で始まった
カスタマー・ハラスメント防止条例
。店員を怒鳴りつけ土下座を要求したり、自ら商品を壊したうえで「商品が壊れていた」とクレームを入れるなど、自分勝手なサービスを受けようとする顧客によるハラスメントのことを総称してカスタマー・ハラスメント、略して"カスハラ"と呼ぶ。
また同時に、条例には店舗側に対しての記述もあり、顧客の要求やクレームが正当なものであるにもかかわらず、それをカスハラだと不当に非難して対応を拒否することは認められない、という社会問題化するカスハラの一律禁止が明記されているのだ。
人気シリーズでもある「チェッカー鳥海さん、レジまでお願いします」より本作「何事にも限度があるって話」では、セルフレジでマナーを守らなかったお客さんによる"カスハラ"をテーマに描いている。作者である狸谷さんは「スーパーや接客業の大変さを知ってほしいという思いや共感する読者の声も届いているので、どれだけ嫌なことがあっても自分の漫画の糧になると思うと、理不尽な目に遭って多少傷ついても立ち直りが早くなった気がします」と漫画に隠された思いを語ってくれた。
同業者から「マナーと節度はわきまえてくれ」という切実な声が届いた本作。接客業では否応なしに経験してしまうお客さんとのトラブルをリアルかつコミカルに描いているので、ぜひ一度読んでみてほしい。
取材協力:狸谷(@akatsuki405)
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