駅員を経験したザバック(@theback_blog)さんは、X(旧Twitter)やブログにて駅員を主人公にした漫画などを中心に公開している話題の漫画家。駅員のあるあるをテーマに描き、駅員の日常が垣間見られる作品がそろう。今回は、過去にウォーカープラスで紹介した『100日後に辞める駅員さん』の中から落とし物のエピソード漫画をお届けするとともに、作者に駅員が犯人扱いされてしまうことについても話を聞いた。
ペン助が今日も駅にいると、一人のおばあさんが杖をつきながらこちらへやって来る。そして、「とうとう見つけたぞ。あのときの駅員じゃ」と言うではないか!?
ペン助もおばあさんの顔を見て、以前財布をなくしたお客さんだということを思い出す。ペン助が「どうかなさったんですか?」と優しく声を掛けると、お婆さんは「あの財布から一万円札盗ったじゃろ」と言って怒り出す。どうやら拾った財布の中身のお金が減っていたらしい…。
身に覚えのないことを言われ、ペン助はお金を取っていないと頑なに否定する。するとその様子を見ていた上司がやって来て、「拾ったとき財布の中身確認したか?」などとペン助に質問をする。
1カ月以上も前のことを今さら言われて驚いたペン助だったが、おばあさんにはなんとか納得してもらえたのであった。
作者に本作のように実際に駅員が犯人扱いされることはあるのか尋ねると、「それは日常茶飯事です。『ICカードのチャージ金額を騙された』とか『ホームで駅員に邪魔された』など皆さんの想像以上のクレームがありました。駅員ってなぜか肩身が狭いんですよね」と話してくれた。
駅員の仕事は想像以上に大変なようだ。ブログやSNSでは、そのほかの駅員漫画がいくつも投稿されている。駅員の仕事や鉄道などに興味や関心があれば、この機会にぜひ読んでみて!
取材協力:ザバック(@theback_blog)
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