台北から新幹線で約1時間の台中は、アートの街として、写真映えするリノベスポットが多数ある。今回は、若手クリエイターのショップや、アート空間に生まれ変わった建築物などを巡りながら、アートにどっぷり浸れるモデルルートをご紹介。
まずは、台中の若きクリエイターたちが集うエリア「審計新村」をぶらり
団地をリノベーションした歴史的な建物に、若きクリエイターがショップを連ねている。オーナーはみんな自分の夢を持ち、お店を経営している。週末には不定期でイベントが開催されているので、タイミングが合えば立ち寄ってみよう。サプライズに出会えるかも!
庁舎をアートな空間にリノベーションした「台中市役所」で芸術作品をじっくり鑑賞
1911年に台中の行政庁舎として建てられた白亜の殿堂をリノベーションした台中の新名所。当時を彷彿させるクラシカルな雰囲気を残し、アートと飲食が楽しめるスポットとして生まれ変わった。2Fはアートセンターになっており、若手芸術家の彫刻や映像作品を展示。日本統治時代の遺構が垣間見られ興味深い。
次は緑に抱かれた台湾初の壁のない美術館「台中州廳」へ!
日本統治時代に建てられた「台中州廳」は、当時の台中州政府。現在は都市博物館になっている。建築はフランス様式を模しており、優雅で荘重。赤レンガでできた扇型の壁が、大きな特色の一つだ。また、1階角の入口に設置されている「車寄」は、日本統治時代の政府建築の重要な特徴。歴史を感じられる。
静かな古きよき建築「台中文學館」でゆったりアートを堪能
日本統治時代の警察寮群。現在では約80年の歴史がある。台中市内には珍しく、保存状態がいい歴史建築物群だ。2016年にリノベーションされ、「文学」をテーマとした6棟からなり、展示エリアや講堂、文化創造的商店などに分かれている。にぎやかな市場と異なり、緑豊かでゆったりできる。
最後は、台中で話題の人気スイーツ店「宮原眼科」で絶品スイーツに舌鼓!
日本統治時代の眼科病院を、ファッションとデザイン感があふれる天井式建築のショップに改造。たくさんのおしゃれなパッケージのお菓子がそろう。一番人気は、40種以上の味がある宮原眼利アイス(写真下)。アイスの上にパイナップルパイやチーズケーキなどをのせる食べ方が、お店のオススメ。
台湾を訪れたら、ここでしか楽しめないアート&スイーツを堪能してみてはいかが?【ウォーカープラス編集部】
中居千優