福島県郡山市の「手打中華 特札堂」は、白河市の名店「とら食堂」で研鑽を積み、その系譜を真摯にたどる味わいを郡山で再現する店だ。(「ラーメンWalker福島2018」より再構成)
弾力抜群の麺を郡山で味わえる
やや濃い目の琥珀色をしたスープは、鶏の風味と炭火でいぶしたチャーシューの薫香を満々とたたえる。竹竿を操り手打ち熟成を経た麺は、歯を押し返す弾力とくちびるを翻弄するようなしなやかさ。
「中華そば」(680円)は、数種の鶏ガラと丸鶏をメインにした澄んだスープに鶏油が散る。具はオーソドックスながら新鮮さと素材のよさが光り、スープと麺、2つの主役を盛り上げてくれる。
ワンタンメンも美味!
なめらかで口溶けのいい皮の中に、味付けされた具が詰まった「ワンタン麺」(840円)も美味。モモのなかでも弾力に富んだ部位「カブリ」のチャーシューも楽しめる。
店舗は木材を多用した、山小屋のような印象の建物。正面は大きな窓があり開放的な雰囲気が魅力だ。
住所:郡山市図景2-9-7 時間:11:30~15:00※スープがなくなり次第終 休み:月曜(祝日の場合翌日) 席数:26席・禁煙 駐車場:13台(無料) アクセス:JR郡山駅より車で10分【ラーメンWalker福島 編集部】