60代の恋は「焦れったい」が最高?定年間際、社長と事務員の純粋すぎる片思いに読者がドギマギ【作者に聞く】

東京ウォーカー(全国版)

定年前の君を誘う方法_P01二重いち実(@niju_2213)

漫画『定年前の君を誘う方法』を描いたのは二重いち実さん(@niju_2213)。2024年4月12日発売の『COMIC Be vol.124』(ふゅーじょんぷろだくと)で、読切作品『魔界で幸せ生活始めるまで』の原作を担当。初の商業作品、しかも原作という立場での作品作りも初めてだった二重さんだが、「作画の山﨑と子先生のやさしくかわいらしい描写と、編集担当さんの励ましと支えでなんとかなりました!」とニッコリ語る。そんな二重さんに『定年前の君を誘う方法』について話を聞いた。

【まんが】本編を読む


「長年の戦友」の恋…作者が語る熟年片思いの描写

定年前の君を誘う方法_P02二重いち実(@niju_2213)

社長の想いにまるで気づいていない様子の岡本さん二重いち実(@niju_2213)

定年前の君を誘う方法_P05二重いち実(@niju_2213)


本作で力を入れて描いたところを尋ねると、二重さんは「2人だけで会話をするシーンは、男と女ではなく長年の戦友同士という気持ちで描きました。片方は会社を、片方は家庭を守り、お互いその姿を身近で見てきたので…!これまで色恋沙汰にならなかったのも、たぶんその辺が関わっている気がします」と語る。

熟年男女の片思いが純粋すぎてキュンキュンするという読者の感想について、「そうですね。お互いただの仕事仲間だけではない想いも、コソッとちょこっとふりかけてみたりしています」と、その描写の意図を明かした。

続編の予定については、「特に続きは考えてないです。2人ともいい歳ですし、ほどよい距離感で、戦友以上恋人未満でいてくれるのかな〜と」と、作品の世界観を大切にする姿勢を見せる。しかし、「ただ周りは、ほっといてくれないでしょうね。なので、もし続きを描くとしたら、2人をくっつけたい若者たちの奮闘記となりそうです」と、続編の可能性を示唆した。

まんがを読む

【まんが】本編を読む


※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。製品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

注目情報