ついに“主人公”になったプレデターに衝撃走る!シリーズ最新作『プレデター:バッドランド』11月に日米同時公開

東京ウォーカー(全国版)

1987年から続く人気SFアクション「プレデター」シリーズの最新作『プレデター:バッドランド』が、2025年11月7日(金)に日米同時公開される。シリーズ史上初めて、プレデターを主人公に据えた設定が話題を呼んでいる。

『プレデター:バッドランド』2025年11月7日(金)公開


映画『プレデター:バッドランド』とは

世界中でカルト的人気を誇る「プレデター」シリーズの最新章。1987年の第1作でアーノルド・シュワルツェネッガーと死闘を繰り広げて以来、透明化装置や肩部プラズマキャノンといった独特の武器を駆使し、強者のみを狩るという美学を持つ宇宙最強の戦士プレデターは、38年間映画界のアイコンとして君臨してきた。

本作最大の特徴は、シリーズ初となる「プレデターが主人公」という設定。これまで人類にとって恐怖の存在だったプレデターの視点から描かれた挑戦作となる。

監督を務めるのは、前作『プレデター:ザ・プレイ』(2022年)でエミー賞監督賞&脚本賞にノミネートされ、圧倒的な高評価を得たダン・トラクテンバーグ氏。

プレデター自身を主人公として描いたことについて、監督は「見た目は恐ろしくても、観客が彼に感情移入できるように表情や仕草を細かく作り込みました」と語る。さらに撮影へのこだわりについて「撮影現場は本当に過酷でした。沼地でヒザまで水に浸かりながら、自然の中でリアリティを追求しました。でも、必要なところにはデジタル技術を駆使して、"現実的"という言葉では言い表せない新しい感覚を作ろうとしました」と明かし、観客がプレデターという存在に感情を重ねながら、極限のサバイバルアクション映像体験を得られる作品を目指したという。

"狩る者"から"狩られる者"へ、プレデター史上最大の転換

物語の主人公は、掟を破ってクランから追放された若きプレデター「デク」。彼が流れ着いたのは、生存不可能と謳われる最悪の地「バッドランド」だった。

銀河でも最も過酷で危険なこの惑星では、生い茂る異形の木がクリーチャーと化し、空からは正体不明の敵が容赦なく襲いかかる。そんなデクの前に現れたのが、『マレフィセント』(2014年)や『SUPER 8』(2011年)で知られるエル・ファニング演じる謎のアンドロイド少女。下半身を失いながらも、どこか神秘的な存在感を放つ彼女は「助けてあげる」とデクに手を差し伸べる。

やがて二人は共闘することになるが、彼女は衝撃的な言葉を口にする——「この最悪の地では、あなたは獲物」。狩る者であったはずのプレデターが、“狩られる側”となる衝撃の展開が幕を開ける。

【画像】追放されたプレデターと破損したアンドロイドという異色のコンビが誕生


最新予告映像は、アンドロイド少女の再起動シーンから始まる。画面に映る「Weyland-Yutani(ウェイランド・ユタニ社)」の文字は、『エイリアン』シリーズとの繋がりを示唆。監督は「この世界が『エイリアン』シリーズともつながっているという、ファンへの小さな贈り物」と語っており、世界観の広がりにも期待が高まる。映像内では、リストブレード、弓矢、ダガーナイフ、しなやかな鞭など多彩な武器が炸裂し、シリーズならではのバトルシーンも健在だ。

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プレデター主人公化にファンから賛否の声続々

予告編公開後、SNSではファンからさまざまな反応が寄せられている。「プレデターが主役の映画は初めてだから最高すぎる」というシリーズ初の試みへの興奮や、「ザ・プレイが最高にイケてたから同じ監督が作ってる今作も期待大」といった前作で高評価を得た監督への期待の声が目立つ。

一方、「過去のプレデターとは切り離して見た方が楽しめそうだな」「喋ったらそれもうプレデターではなくなってしまうのよ」と、38年間築かれてきた“恐怖の狩人”というイメージを大切にするファンからは、慎重な声も上がっている。

どちらの意見も「プレデターを愛するがゆえ」の反応であり、この賛否両論こそが本作への注目度の高さを示している。長寿シリーズが新たな挑戦をする時、ファンの間で議論が起きるのはむしろ健全な証拠。その答えは、各自劇場で見つけてほしい。

『プレデター:バッドランド』作品情報
公開日:2025年11月7日(金)日米同時公開
監督:ダン・トラクテンバーグ
キャスト:エル・ファニング
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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