各地の物産の販売や観光案内をする、都内の「アンテナショップ」の人気がスゴイ。20軒以上もの自治体のアンテナショップが集結する銀座・有楽町界隈は、連日多くの人でにぎわう。そんな人気の中、本日2月19日から3日間、表参道エリアで「アンテナショップフェスティバル ご当地自慢美味大市」が開催されている。
同イベントは、表参道エリアにある「新潟館ネスパス」と「ふくい南青山291」を会場に、都内のアンテナショップ35店舗のうち計18店舗が各地の選りすぐりの味を販売するもの。昨年6月に続く第2回の開催だ。
最近ではコンビニエンスストアのローソンが一部店舗で提携した県の物産コーナーをオープン。ほか、民間経営の店が各地に登場し、1月22日にはフジテレビがプロデュースする巨大物産館「銀座めざマルシェ」がオープンするなど、話題が尽きないアンテナショップ。今回のイベントは、そんなご当地ブームがブームだけで終わらないようにと企画されたもの。
「お客さまの立場に立つと、一度にいろいろなものが買えるとより楽しめるだろうと思い、月1度開く各館の館長が集まる館長会で、賛同者を募って開催しました」と言うのは、会場となっているふくい南青山291の館長、井上さんだ。昨年は北陸を中心にした6県の参加だったが、今年の出店はその2倍以上の18道府県。北海道から九州まで各地の味が集結している。
その思いが通じたのか、11:00のオープン前に、12店舗が集う「ふくい南青山291」には開館を待つ人の列が。その多くの人のお目当ては、各会場限定50袋で販売された「お楽しみ袋」(1000円)だ。イベント会場となっている新潟と福井の物産2000円以上分が詰め合わせられ、オトク。
また、各会場で限定300人の「ラウンドスタンプラリー」も開催。一方の会場でもらった引換券を持ってもう一方の会場に行くと、菓子やジャムなどの景品と交換してくれ、こちらも客には大好評だ。6店舗が集まる「新潟館ネスパス」には、新潟県のご当地キャラ「トッキッキ」の着ぐるみが登場し、来場者を楽しませていた。
横浜から来場した60代の男性は、アンテナショップの魅力を「普段買えないものが買えること。母親の地元・新潟の物産を買うと、母が喜んでくれる」と言う。アンテナショップは、地方出身者にとっても、故郷の味が楽しめる存在でもあるのだ。各会場には、40・50代を中心に、ほかにも親子連れや近所のOLなどの姿もあり、各地の物産の試食や買い物を楽しんでいた。
「今回は、各道県、売れ筋商品を持ち寄って出店しています」と前出の井上さん。「お客さまの反応や3日間の売り上げなどを踏まえ、今後はさらに大きなイベントにしたい」と目標を語った。
同イベントは2月21日(日)まで開催。2会場は徒歩5〜6分と近く、一度にいろいろなエリアの物産を楽しめるこのイベントにぜひ出掛けてみて。【東京ウォーカー】