フリーランスのライターとして活躍している福岡在住の仁田茜(
@nickey_FUK
)さん。情報誌や企業会員誌などの記事制作をする傍ら、好きが高じてイラストや漫画も描いている。最近では、日常から「ひっと出た(はみ出した)」気になる出来事を漫画で紹介したブログ『ニッキーの「何かひっと出とるよ」』が女性を中心に共感を得て、注目を浴びている。今回は、そんな仁田さんに、漫画に描かれた実体験のエピソードなどについて話を伺った。
辛さは人と比べない、我慢もしない
料理屋での食事中、生理が漏れて座布団を汚してしまった主人公。動揺する彼女に、店員がそっと自分のパーカーを差し出してくれた。そのさりげない優しさが、心にしみたのであった。
女性なら誰しも共感できる内容で、あの「あ!」という嫌な瞬間に覚えがある人も多いはず。生理の失敗談というセンシティブなテーマだが、困り果てていたときに見知らぬ人の優しさに救われた感動を残しておきたいと思ったことが、本作を描くきっかけになったという。「生理って本当に人それぞれですよね。例えば、生理痛がひどくて休みたいと言う人に『生理くらいで大げさな』と否定的に反応してしまう方は、まだまだ性別問わずにいると思います。『生理が重い人もいるんだな、大変なんだな』ということを多くの人に認識してもらえればうれしいです」と話す。そんな作者の仁田茜さんも、過多月経や子宮全摘といった経験を持つ。手術前には「もっと大変な人がいる」と言われ、自分の辛さを否定しようとした時期もあったが、最終的に「私は今、辛いんだ」と認めることで気持ちが軽くなったという。「世の中がもっと、人と比べて我慢しなくていい、『辛い!』と言いやすい、みんながお互い助け合える雰囲気になることを願います」と思いを語った。
困ったときに差し伸べられた人の優しさが、深く心に残る仁田茜さんの「寿司屋のあの御方」。ぜひ読んでみてほしい。
取材協力:仁田茜(@nickey_FUK)
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