猛暑の夏は部屋でごろごろ漫画三昧!2025年によく読まれたおもしろ漫画を紹介する。
海外を旅した際の出来事を漫画に描く五箇野人さん(
@gokayajin
)。ゲッサン(小学館)で連載中の「海外 縁にまかせて歩くだけ。」や「つかれたときに読む海外旅日記」など、そのユニークな視点で人気を集めている。
そんな五箇野人さんが2024年から公開を始めたのが、新シリーズ「そんな日もある。」だ。これまでの旅日記とは対照的に、がっかりしたり、しょんぼりしたりするような小さな出来事を淡々と描いている。たとえば、コンビニのレジで店員に長電話で放置されたり、宿泊者同士の飲み会に自分だけ誘われなかったり。このシリーズを始めた思いを、作者に聞いた。
怒りと哀しみをテーマに描く
新シリーズを立ち上げた思いについて、五箇野人さんは「これまでの旅日記では『喜、楽』をずっと描いてきたので、『怒り』や『哀しみ』を描けないかと以前から考えていて、今回のような形に落ち着きました」と語る。
蚊帳の外に置かれたり、運悪く列に並び直したり、まさに「そんな日もある」と言いたくなるような体験が描かれている。五箇野人さんによると、このシリーズは「旅日記の逆に振れたらな」と考えているという。「優しい雰囲気のカラーにして暗くなりすぎないようにしつつ、なるべく少ないセリフで描きたい」と制作の違いを明かした。
このシリーズのブログには関連写真も掲載されており、くすっと笑える柔らかな雰囲気が特徴だ。五箇野人さんは読者に「世の中の理不尽を『そんな日もあるかぁ』と笑ってしまう」というメッセージを届けたいと話す。読者がこの漫画を通して、いい意味で気楽になってくれる手伝いができたらうれしいと語ってくれた。
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取材協力:五箇野人(@gokayajin)
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