日本では桜咲く4月が新学年のスタートだが、ロンドンの新学年は9月1日に始まる。ハリー・ポッターやファンタスティック・ビーストシリーズの舞台裏を体験できる「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 ‐ メイキング・オブ・ハリー・ポッター」(以下、スタジオツアー東京)では、その新学年スタートを祝う特別イベント「バック・トゥ・ホグワーツ」を2025年9月1日に開催した。
「バック・トゥ・ホグワーツ」は、映画「ハリー・ポッター」シリーズではおなじみの映画冒頭部分、夏休みを終えたハリーたちが、ホグワーツ特急に乗って魔法学校へ戻ってくるシーンを体験できる、特別なイベント。ハリー・ポッターやファンタスティック・ビーストシリーズのファンたちが集まり、池袋駅がロンドンのキングス・クロス駅へ早変わりするこの“一日限定の魔法体験”を楽しんだ。イベントは完全予約制。今年は参加できなかったファンに向けて、その様子をレポートする。
西武鉄道全面協力!貸切列車で始まる特別な旅
「バック・トゥ・ホグワーツ」はまず、西武鉄道池袋駅での参加者限定イベントからスタート。この日、ホームには「9と3/4番線」が登場。グリフィンドールやスリザリンなど、各寮のローブを身に纏ったファンたちが、カートを押しながら記念撮影をしていた。
2023年より運行している「スタジオツアー東京エクスプレス」の内装を特別に装飾した列車、「バック・トゥ・ホグワーツ」開催記念車内ラッピング列車が、池袋駅から「スタジオツアー東京」のある豊島園駅まで貸切で走る。列車がホームに滑り込んでくると、参加者たちから歓声が上がった。
「バック・トゥ・ホグワーツ」のメインイベントのひとつでもあるホームでのカウントダウンは、ホグワーツ特急が出発する11時に合わせて実施。ファンにとってはおなじみの「スリー、ツー、ワン、バック・トゥ・ホグワーツ!」の掛け声とともに「バック・トゥ・ホグワーツ」を祝った。記念撮影を終えると、次々に貸切列車に乗り込むファンたち。
この車両は外装がハリー・ポッターの世界観でラッピングされ、一部は「バック・トゥ・ホグワーツ」仕様の内装にお色直し。まるでホグワーツ特急に乗っているかのような非日常感を楽しめる。
池袋駅から豊島園駅まで約17分、ファンたちは魔法学校へ向かう車内を、ホグワーツ生気分で思い思いに満喫。車内アナウンスもホグワーツ特急仕様に。この日だけの特別な体験となった。
豊島園駅に到着すると、ここでは「スタジオツアー東京エクスプレス」との記念撮影タイム。ホームや車内でファンたちは自由に撮影を楽しんだ。
撮影のあとは、いよいよ「スタジオツアー東京」へ向けてみんなで移動。夏の長期休暇を終え、まさにホグワーツに帰ってきたかのようだ。
大広間イメージのフードホール貸切!スペシャルランチで魔法気分
続いて、“ホグワーツの大広間”をイメージしたフードホールへ。まずは、「パンプキンジュース」を片手に、みんなで「乾杯!」。作中でもおなじみの飲み物を、実際に味わえるのが魅力だ。
さらに、ランチとして限定「バック・トゥ・ホグワーツプレート」をいただいた。ちなみに、この「9と3/4番線」トーストは、裏返して文字の面を下にして食べると、よりおいしくなるのだそう。
ランチのあとは、いよいよツアーへ。準備が整ったホグワーツ生から順番にツアーに参加。ツアー内の「9と3/4番線」で記念撮影をしたり、現在開催中の「炎のゴブレット」を楽しんだり、またショップでは、「バック・トゥ・ホグワーツ」限定グッズを販売しているので、記念の品を選んでもいい。ここからは自由行動になるので、参加者たちはそれぞれ、「スタジオツアー東京」を楽しんでいた。
西武線池袋駅でのカウントダウンからスタートし、特別列車「スタジオツアー東京エクスプレス」に乗って豊島園駅まで、駅での記念撮影のあと「スタジオツアー東京」へ向かい、フードホールでは「パンプキンジュース」で乾杯!ランチに限定プレートをいただき、最後に「スタジオツアー東京」を思いっきり楽しむ。「バック・トゥ・ホグワーツ」は特別な体験を楽しめる1日盛りだくさんのイベントとなった。
「時計」に注目!?「バック・トゥ・ホグワーツ」の見どころを聞いてみた
今年で3回目の開催となる「バック・トゥ・ホグワーツ」。よりいっそう楽しむためのポイントや見どころ、来年以降、参加したい場合の申し込み方法など、「スタジオツアー東京」のスタッフに聞いてみた。
――「バック・トゥ・ホグワーツ」に参加されるのはどのようなお客様でしょうか?
過去2年は、11時に合わせてたくさんのお客様にご来場いただきました。この日を楽しみにしてくださるファンの方々の参加が多いですが、当日は館内でイベントのお声がけをすることで、たまたまご来場された方も含めて、昨年、一昨年と、それぞれ300名もの方が「9と3/4番線」で一緒に11時をカウントダウンしました。今後は「バック・トゥ・ホグワーツ」をもっと多くの方に知っていただく恒例のモーメントに育てていきたいと考えています。
――「バック・トゥ・ホグワーツ」に参加されたお客様の感想で印象的なものはありましたか?
「スタジオツアー東京のオープンを知ったときから、バック・トゥ・ホグワーツの日をここでお祝いすることを楽しみにしていた」と言ってくださったお客様がいたことは、特に印象的でした。また、ファン同士の交流が多くみられるのもこの日は特に多いように感じます。「バック・トゥ・ホグワーツ」に合わせてスタジオツアー東京に“戻って”来てくださって、我々もうれしく思っています。
――「バック・トゥ・ホグワーツ」の見どころを教えてください。
「9と3/4番線」に設置されている、映画制作者の手によってつくられた「時計」にぜひご注目ください。普段は正確に時間を刻んでいるこの時計ですが、9月1日だけは営業時間中ずっと11時を指したままになっています。オープン初年度から行っている演出ですが、リアルタイムに現地にお越しいただくのが難しくても、この日だけは「9と3/4番線」に来ることで新学期のワクワク感を少しでも感じていただけるのではないでしょうか。
――「バック・トゥ・ホグワーツ」に参加したい場合はどうやって申し込めばいいですか?
今年は初めて、西武鉄道池袋駅からイベントに参加できるチケットを販売し、即日完売となりました。今年の春には、「ホグワーツディナー」という、大広間で食事ができる貸切ツアープランを販売しましたが、そのようなイベントやチケットの発売に関しては、ニュースレター会員登録していただくと、いち早くお知らせを受け取ることができます。
――イベントの企画意図を教えてください。
過去には、「バック・トゥ・ホグワーツ」の日にロンドンのキングス・クロス駅で11時にホグワーツ特急の発車をお祝いするイベントが行われていました。ロンドン以外でも、世界中のハリー・ポッターファンがこの日をお祝いすることが恒例となっています。「スタジオツアー東京」でも、この特別な日をファンの皆様とお祝いするため、カウントダウンイベントや今年の池袋駅でのイベントを企画しました。今後も、ハリー・ポッターファンにとって大切なイベントとして「バック・トゥ・ホグワーツ」を恒例企画にしたいと考えています。
――「バック・トゥ・ホグワーツ」のようなイベントはほかにも実施されているのでしょうか?
今年は、「スタジオツアー東京」で初めて「ハウス・プライド」というファンイベントを行いました。ホグワーツの4つの寮にちなんだ企画で、こちらのイベントも世界各地、さまざまなイベントが企画されています。「スタジオツアー東京」では、映画の登場人物の名台詞が書かれたカードを配布したり、限定フードを販売したりしました。今後も、「スタジオツアー東京」を訪れる皆様にいつお越しいただいても楽しんでいただけるようなイベントを企画して参ります。
――最後に、読者にメッセージをお願いします。
ハリー・ポッターの物語は、ハリーが11歳の誕生日に初めて自分は魔法使いだと知り、「9と3/4番線」のチケットを手に、ホグワーツ特急に乗るところから始まります。新学期や新生活への期待や不安、ドキドキといった、誰しもが経験してきたものを思い出させてくれる、それが「バック・トゥ・ホグワーツ」です。それは、生徒たちがホグワーツという第二の家に帰ってくる日でもあります。「スタジオツアー東京」は、皆さんの中にあるハリー・ポッターの物語や映画に心を動かされた瞬間を思い出していただける場所でもあります。制作陣が心をこめてつくりあげた映画の世界に触れたくなったときには、「バック・トゥ・ホグワーツ」の日に限らずスタジオツアーに“帰って”きてくださいね。
「バック・トゥ・ホグワーツ」限定グッズも販売
「バック・トゥ・ホグワーツ」記念グッズも多数発売。Tシャツ、マグカップ、エコバッグ、プリントポスター、マグネット、ピンバッジなどがそろい、どれも新学期のスタートを祝うデザインで心が浮き立つ。スタジオツアーショップやハリー・ポッター ショップ オンラインジャパンで販売中。
Tシャツ 3000円
蒸気機関車が横切るホグワーツ特急やハリーのカートに座るヘドウィグなど、新学期の期待感が膨らむデザインが前面に施されている。
マグカップ 1680円
組分け帽子と入学許可証がデザインされたマグカップ。フォレストグリーンにゴールドで施された「1st of September」の文字が新学期の気分を高める。パンプキンジュース、紅茶、お好みの飲み物を温めるのぴったり。
プリントポスター 1120円
A3のアートプリントは、ホグワーツ特急やハリーのカートに乗るヘドウィグ、9と3/4番線の標識と、出発時刻に合わせて11時で止まった時計など、新学期をイメージしたイラストの中央には金箔で飾られたホグワーツ城が堂々と輝くデザイン。金箔で彩られたプリントが、ホグワーツの壮麗な世界観をより華やかに表現している。
ピンバッジ 1100円
マグネットと同じデザインのピンバッジも登場。コンパクトながらも精巧な仕上がりで、バッグやジャケットのアクセントにぴったり。2025年の記念としてコレクションにもおすすめだ。
エコバッグ 1000円
組分け帽子と入学許可証がデザインされたエコバッグ。 ホグワーツに向かう気分で、新生活の毎日をちょっと特別に。 通学やお買い物など、日常に魔法を添えてくれる心ときめくアイテム。
マグネット 1100円
ホグワーツ城がデザインされたマグネット。2025年の年号入りで、特別な記念アイテムとしてもぴったり。冷蔵庫やデスク周りに貼って、魔法の世界をそばに感じてほしい。
“池袋駅が魔法の世界への入口になる”――この響きだけで新学期のワクワク感が一気に高まる。特に学生にとっては、新しい環境へのドキドキとハリーの気持ちが重なるはず。貸切列車、限定ランチ、フォト演出、限定グッズ…どれも「体験してみたい!」と思わせる魔法の仕掛けが満載だ。
参加の流れ・チケット情報
・開催日:2025年9月1日
・集合:10時頃、西武鉄道池袋駅周辺
・内容:
スタジオツアー東京ツアーチケット(12時30分以降)
西武鉄道 池袋駅での「バック・トゥ・ホグワーツ」記念イベント参加
池袋から豊島園駅までの貸切列車乗車チケット
スタジオツアー東京内フードホールでのスペシャルランチ
イベント参加者限定のプチギフト
・価格:1万2000円
・販売開始:2025年8月12日10時~、公式Webサイトにて発売
※チケットは即日完売する可能性があるため、「スタジオツアー東京」のニュースレターに登録して販売開始日を事前にチェックしておくことをおすすめします。
施設情報・アクセス
施設名:ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッター
所在地:東京都練馬区(としまえん跡地)
アクセス:西武鉄道 池袋駅より限定貸切列車で豊島園駅へ移動。通常は西武線でのアクセスとなる。
所要時間の目安:スタジオ全体をまわるには約4時間
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