コカ・コーラシステムは、昨年大好評だったラベルがリボンの形に変わる「リボンボトル」を今年も期間限定で発売。これに伴い、“一年の感謝をこめてリボンボトルでオドロキを贈ろう!”をテーマに、「コカ・コーラ ウィンターキャンペーン2017」を展開している。
昨年の売り上げ同様、順調な滑り出しをみせる今年のリボンボトルは、コカ・コーラ、コカ・コーラ ゼロ、そして新たにコカ・コーラ ゼロカフェインもラインナップに加わり、3種類に拡大。さらに“届いてオドロキ”のオリジナルケーキがもらえるアタリくじが付いていて、アタリの数はなんと100万本ということで、クリスマスや冬のパーティーシーンの盛り上げに最適となっている。そんな今冬も大活躍しそうなリボンボトルの魅力について、開発秘話やもっと楽しめるアレンジ、楽しみ方などを、日本コカ・コーラ株式会社マーケティング本部の河野公紀さんに聞いた。
―――リボンボトルはどうやって生まれたのですか?
2013年に初めて南米コロンビアでリボンボトルがマーケティング活動の一環として初めて世の中に出て、大変好評でしたが、この時はまだラベルを1枚ずつボトルに手巻きしていました。ですが、その後に商品化しようとする動きがありまして、2014年にヨーロッパで展開が始まり、日本では昨年初めて市場に展開させていただきました。
―――市場への展開に踏み切るほどのリボンボトルの魅力は何ですか?
ラベルに付いているテープを引っ張るだけで、ラベルがリボンの形に早変わりする手軽さが最大の魅力になります。年末やクリスマスに感謝を表したい時に細やかな贈り物として使っていただけることを目指して発売しました。
―――そのリボンボトルのデザインが今年は一新されているような気がします。
昨年発売したリボンボトルは、キラキラした今までとは違うラベルだと気付いても、これがリボンになるとは気付いていただけないという課題がありました。なので、私たちはより多くの方に体験していただくために試行錯誤した結果、ラベルにリボンになることを、ウエーブしているリボンのモチーフをデザインに取り入れることや、ラベル上の表記をより分かりやすくするようにしました。その際に、黒基調のデザインであったコカ・コーラ ゼロも、よりクリスマスやお祝いのシーンで映えるよう、コカ・コーラならではの赤色を取り入れたり、メタリックな材質のフィルムの部分を、よりリボンが作った時に表側に来るようにしています。
―――リボンのデザイン以外で新たに変更した部分はありますか?
今回は新たにコカ・コーラ ゼロカフェインを採用しています。昨年からコカ・コーラではライフスタイルや好みに合わせた選択肢をより多く提供していくワンブランド戦略を展開しており、より幅広いランナップを提供するためコカ・コーラ ゼロカフェインを今年からリボンボトルのラインナップに加えています。
また、リボン自体では昨年の展開を受けて細かな改良を加えており、リボンがよりきれいに作れるようにしていることがあげられます。さらに、今回はリボンを作るときに引き出すテープに、100万本のアタリを用意していますので、リボンボトルを作ることがより楽しい体験になっていることもポイントですね。
ちなみにこのアタリを手に入れると「ハーフ&ハーフケーキ」を応募できます。世界のトップパティシエ・辻口博啓さん監修のケーキで「じっくり焼き上げたやさしい甘さのバウムクーヘン」「3種のチョコを使ったチョコレートケーキ」「チーズ風味が口に広がるしっとりチーズケーキ」の3種から2種を好きな組み合わせで選ぶことができます。100万本と聞くとすごい本数に聞こえるかもしれませんが、今回のテーマが驚きを送るということですので、そのリボンボトルのメッセージを多くの人に届けようと考えるうちに、この本数になってしまいました(笑)。
―――では、おすすめのリボンボトルのアレンジや楽しみ方を教えてください。
昨年、SNSなどに拡散されたアレンジとしては、プレゼントのラッピングとして飾りつけに使用したり、クリスマスツリーのオーナメントのような形でツリーにつける形が多かったですね。見た目がきらびやかなのでクリスマスの飾りつけなどにとても合うんです。
楽しみ方としては、クリスマスに友人や家族と集まって、豪華なごちそうと一緒にテーブルにたくさん並べると、料理との色合いが映えるのでおすすめです。さらに、料理と一緒に写真を撮ったり、コカ・コーラで乾杯した瞬間を撮影すると、インスタ映えも狙えるという特典があります(笑)。
―――ところでクリスマスといえばサンタクロースですが、実はコカ・コーラとは深い関係があると耳にしました。
そうですね。実は、世間一般に認知されている真っ赤な衣装をまとい、白いあごひげと陽気な性格のサンタクロースの姿は、1930年代からコカ・コーラ社が広告で展開したものなんです。それまでは、青い服や緑色の服を着ていたり、妖精や子鬼などの姿に描かれていたりするのですが、今のイメージのサンタクロースが定着したのは、長年コカ・コーラ社がその姿を描いたことに寄与しているといわれています。
―――コカ・コーラはそれほど昔から販売されていたんですか?
コカ・コーラの起源は1886年に薬剤師のジョン・S・ペンバートン博士が売り出したことから始まります。その頃は、今のようなボトルで売られていたわけではなく、ソーダファウンテンと呼ばれる薬局、喫茶店、お菓子屋さんをひとつにしたようなお店でグラス売りされていました。ソーダファウンテンは、現在の薬局のイメージとはかけ離れていますが、その頃は飲み物が提供されたり人が語らう場所として利用されていて、コカ・コーラはそこで販売されていました。その頃に、コカ・コーラの液が入っている樽を他の樽と区別するために赤い樽に入れられていたことから、コカ・コーラのイメージカラーは赤となりました。
―――それでは、最後に読者へのメッセージをお願いします。
クリスマスや年末などは、いろいろな人と集まって楽しんだり感謝の言葉を伝えたりする時期だと思っています。今年発売しているリボンボトルにはさらなる驚きが詰まったアタリくじが付いていますので、この冬のシーズンをリボンボトルと共に楽しんでいただきたいです。
コカ・コーラがおすすめするクリスマスにぴったりの期間限定商品「リボンボトル」。ラベルがかわいらしいリボンに変わる瞬間を友人や家族と共に楽しみながら、この冬を過ごしてみてはいかがだろうか。
永田正雄