ただの水じゃない!一挙両得の「たんぱく質がとれる水」はどうして生まれたのか?

東京ウォーカー(全国版)

水分補給と栄養摂取を両立するという新発想のもと誕生した「サイクルミーウォーター」。水を飲むように栄養を摂ることができる水系飲料で、第一弾では食物繊維、第二弾では「たんぱく質がとれる水」を発売した。どうやって、このありそうでなかった飲料ができたのか、「サイクルミーウォーター」を開発・販売するサイクルミーの広報担当者に話を聞いた。

サイクルミーが販売する栄養素がとれる水


美容と健康のどちらも気になる世代に向けて開発

20~40代の働く女性のために開発した第一弾は「食物繊維がとれる水」

「サイクルミーウォーター」がターゲットとしているのは、主に20~40代の働く女性。日々忙しく過ごしながら、年齢とともに変化する体に対し漠然と「どうにかしたい」という思いを持っている世代だ。「特に30~40代は、美容と健康のどちらも気になり始める時期であるものの、忙しい中でこれ以上、健康のために新しく何かを始めるのは大変と感じる方も少なくありません。そこで、普段の生活の中で無理なく取り入れられて、自然と健康につながるような商品が必要だと、今回の商品の開発に着手しました」(広報担当者)。

サイクルミーが販売する「食物繊維がとれる水」

最初に取り組んだのが食物繊維を効率よく、手軽に摂れる「食物繊維がとれる水」だ。食物繊維は、美容や健康の土台となる栄養素。しかし、日常の食生活の中では十分な摂取ができていない。「生活者が摂りたい栄養素をいつもの水分補給でもっと摂りやすくすることがコンセプトです。弊社ではかねてより健康づくりの出発点である食物繊維が持つチカラに早くから着目し、商品開発を継続的に行ってきました」(広報担当者)。

2025年4月に改訂された「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、「健康への利益を考慮した場合、1日あたり少なくとも25グラムの食物繊維を摂取した方がよいと考えられる」と明記され、食物繊維の大切さとともに、平均的に摂取量が足りていないことも広く知られるようになった。

必要なのに足りていない「食物繊維」に着目

“水”を飲むことで食物繊維が摂れる

食物繊維が美容や健康に必要なことは、特に女性はよく知っている。そのため、食物繊維を多く含む食材を摂るように心がけている人も少なくない。それでもそれを継続することはなかなか難しく、必要とされる摂取量を満たしていないのが現状だ。そこで、「食物繊維があらためて注目されるタイミングで、ぜひ、“第六の栄養素”とも呼ばれる食物繊維を、もっと手軽にとれる選択肢を届けたいと思った」(広報担当者)のだという。食物繊維をもっと負担なく習慣化して摂取してほしいという思いで商品化したのが、「食物繊維がとれる水」。「すべての人の生活になじんでいる“水”という形の商品にすることで、いつでも手軽に“食物繊維を飲む”ことができます」(広報担当者)。

栄養素が摂れる水という新たなカテゴリー

「食物繊維がとれる水」は食物繊維の質にこだわっている。採用したのはグアー豆から抽出される水溶性の食物繊維。ペットボトル1本(500ミリリットル)で5グラム摂ることができる。グアー豆食物繊維は発酵性が高く、豊富なエビデンスや実績からヘルスケアの現場でも選ばれているのが特徴。甘くなく、すっきりとしたレモンの味わいで飲みやすい「食物繊維がとれる水」はカロリーゼロでまさに“水のように”飲めるのが特徴だ。

「食物繊維がとれる水」は2025年5月に発売され、「想定を大きく上回る売れ行きで、ECモールにおいては販売開始直後から非常に多くのご注文をいただき、当初予定していた販売数量を早々に超過。これを受け、急遽在庫の追加手配を行いました」(広報担当者)。店舗でも反響が大きく、当初の想定を上回るスピードで東京都を中心とする限定店舗での販売から、日本各地へと取り扱い店舗の拡大が進んだという。

積極的に摂りたい「たんぱく質」を水で摂る

サイクルミーが販売する「たんぱく質がとれる水」

次の商品として、摂取したい栄養素として選んだのが「たんぱく質」。「当社の調査では、たんぱく質は生活者が“積極的に摂りたい栄養素”の第1位に挙がっていて、大きなニーズがあることがわかっていました」(広報担当者)。「食物繊維がとれる水」に続いて、「たんぱく質がとれる水」の開発に着手した。

しかし、たんぱく質は特有の乳感のある風味を持つものが多く、製造過程で液色が変化しやすいという特徴があり、透明な“水”として商品化するには非常に難易度が高い取り組みだったそう。

水分補給とたんぱく質摂取が同時にできると話題に

具体的には「たんぱく質は製造工程で凝集しやすく、加熱すると濁りや沈殿が生じてしまうという課題があるため、初期の試作品では、液体が色付いたり、たんぱく質の塊が浮かぶなど、“水”とは言いがたい状態になってしまいました」(広報担当者)。その後、何度も試作とテストを重ね、素材や製造条件を細かく見直すことでようやく完成に近づけたという。特に見た目・香り・味には妥協せず、商品化まで試行錯誤したそうだ。

こうして誕生したのが、無色透明な「たんぱく質がとれる水」。今回はほんのり桃の味わいで、ペットボトル1本(500ミリリットル)でたんぱく質5グラムが摂れる。たんぱく質は体作りに欠かせない栄養素ということもあり、フィットネスクラブ「ティップネス」でも販売している。インストラクターの金子千夏さんは「従来の粉末プロテインは牛乳感が強く、運動中には飲みにくい印象でしたが、『たんぱく質がとれる水』はすっきりと飲めるので、運動後の水分補給でたんぱく質が同時に摂れるのがいい」と評価した。

サイクルミーがこだわった水系飲料だからこそ、飲むシーンを選ばず、日常生活の中で手軽に栄養素が摂れる。水分補給と栄養摂取の両立という、“ありそうでなかった領域”へ踏み出した「サイクルミーウォーター」。美容や健康をサポートする、新しい栄養素の摂り方のひとつとなりそうだ。

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