昨年3月、沖縄の地で誕生した新しい映画祭「沖縄国際映画祭」。第2回となる今年は、3月20日（土）〜28日（日）の9日間と長期にわたり開催されるが、その作品ラインナップが2月22日に発表された。今年は、「はんにゃ」「しずる」「ジャルジャル」など、人気若手芸人主演の映画もたくさん参加しているようだ。
メインとなる「長編プログラム」は、“Laugh（ラフ）部門”と“Peace(ピース)部門”それぞれ13作品からなる全26作品。宮崎あおい主演の『ソラニン』(10)、井上真央主演の『ダーリンは外国人』(10)、矢島美容室の3人が活躍する『矢島美容室 THE MOVIE〜夢をつかまネバダ〜』(10)など、すでに話題の大作も多いが、注目はなんと言っても同映画祭ならではの“芸人映画”だ。
例えば、世界のナベアツが初監督を務め、かつ宮川大輔、ケンドーコバヤシ出演のコメディー映画『さらば愛しの大統領』(10)や、川島海荷、はんにゃの金田哲W主演の『私の優しくない先輩』(10)、木村祐一監督＆村上純(しずる)主演の『ワラライフ!!』（10）など、今売れっ子の芸人たちが監督や主演を務め、その魅力を発揮！ どれも本気で取り組んだ意欲作ばかりだという。
ジャルジャルに至っては、巨匠・井筒和幸監督最新作『ヒーローショー』(10)に2人そろって出演。同映画祭の発表会に出席した2人は、「ドッキリかと思った。完成品をまだ見ていないので、もしかしたら本当にドッキリかも…」と、コトの大きさにまだ動揺を隠せない様子だった。
一方、今回いくつもの作品に出演している、自称“平成の川谷拓三”こと河本準一（次長課長）は、「別番組のロケ中に撮影が始まったことも。5分で役作りしてセリフは全部アドリブ…みたいな」と、撮影の裏話を披露。「出た作品全部、セリフがないんです(笑)。ガチでなんかやって的な。そんなんばっかです」と、会場の笑いを誘っていた。
「長編プログラム」だけでなく、日本のコメディーや海外のコメディー、昭和のヒーロー特集や、「クレヨンしんちゃん」特集、芸人自らメガホンをとった短編映画プロジェクト「YOSHIMOTO DIRECTOR'S 100」の中から名作をセレクトし25本を上映するなど、見どころもたっぷりの「第2回沖縄国際映画祭」。
映画だけでなく、お笑いライブやカウントダウンイベントなど、まさに“Laugh＆Peace”な映画祭は、3月20日(土）〜28日（日）の9日間開催。チケットの一般発売は3月6日（土）10：00〜、チケットよしもと、チケットぴあ、ファミリーマート、サークルKサンクスで発売。人気芸人がこぞって参加するとあって、今年の春も沖縄は大いに盛り上がりそうだ。 【東京ウォーカー】
※第2回沖縄国際映画祭上映作品詳細は、公式HP（http://www.oimf.jp）にて