動物、お金、食文化などさまざまなモチーフを題材に、シリアスとギャグを詰め込んだ4コマ漫画を描くのは、漫画家・イラストレーターとして活躍する雪のヤドカリ
(@yukinohotel)
さん。意味がわかるとおもしろい、じわじわ笑えてくる「癖になる文学的なオチ」を味わってみてください。今回は、通勤前のサラリーマンに直撃したインタビューや、富士山にローマ法王を誘うキャラなど、「白いキャラ」を軸にした4コマ漫画をご紹介します。
意味がわかると面白い!読めば読むほどハマる“文学的オチ”がおもしろい4コマ漫画
通勤前のサラリーマンに街頭インタビューをする話は、作者である雪のヤドカリさんがキャバクラのキャッチに強引に声をかけられた経験をヒントに生まれたという。日常で感じた「しつこさ」をコミカルに置き換えることで、押しの強さを笑いに変える発想へとつながっているのだそう。
マスメディアを題材にした回も印象的だ。雪のヤドカリさんは日本のマスメディアに対して思うところもあるようだが、最後は「とにかく絵を描く仕事があったら私に下さい。靴も舐めます」と自虐を交えたコメントをして笑わせてくれた。
さらに飛び出すのは、ローマ法王を富士登山に誘うという突飛なシチュエーションだ。必殺の誘い文句はわからないとしつつも、もしその状況になったら「粉ポカリとビッグカツあるよ」と声をかけるつもりだと教えてくれた。
また、漫画を描くうえで最も難しかったのは、キャラクターの頭をきれいに丸く描くことだったそう。シンプルな形だからこそ誤魔化しがきかず、思いのほか手間がかかるのだろう。
今回紹介した「ピクニック」や「街頭インタビュー」のように、身近な題材にユーモアを掛け合わせる雪のヤドカリさんの4コマ漫画。じわじわ笑えて肩の力が抜けるその世界観を、ぜひあなたも味わってみてほしい。
取材協力:雪のヤドカリ(@yukinohotel)
※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。