大阪・福島にある「ホテル阪神大阪」のバー「カバレロ」では、2025年9月1日~11月29日(土)の期間中、「ナイトアフタヌーンティー ~10種の酒に酔いしれる夜~」(6500円/1名分、ドリンク1杯付き)を提供。サントリーが販売するアルコール商品10種を使用したスイーツやセイボリーがそろい、大人だけの“酔い時間”を演出するアフタヌーンティーとなっている。
今回は、この珍しいアフタヌーンティーを酒好き編集部員が体験。注目ポイントを紹介する。
バーで楽しむ大人のアフタヌーンティー
「ホテル阪神大阪」の最寄り駅となるJR福島駅は、大阪の中心地・梅田エリアからJR環状線でたった1駅。ホテルは駅から徒歩すぐのところにあり、アクセスがいいのも魅力だ。
今回のアフタヌーンティーの会場は7階のバー「カバレロ」で、隠れ家のような雰囲気の中でゆっくりと楽しめる。
編集部員と同じく酒好きの同ホテル広報担当者が発案したという「ナイトアフタヌーンティー ~10種の酒に酔いしれる夜~」は、運ばれてきた瞬間、ふわりとお酒の香りが。ドリンクだけではなかなか感じられない芳醇な香りに、早くも気分がよくなってしまう。
アフタヌーンティーといえば、下段から食べる、セイボリーから食べる…などさまざまな食べ方があるが、今回は担当者が「社内ではこれが人気でした」と話す「山崎×モンブラン」から食べることに。
サントリーの商品の中でも絶大な支持を得ているシングルモルトウイスキー「山崎」を混ぜ込んだマロンクリームで仕上げており、まったりとした舌触りとサクサクとしたメレンゲ生地の食感のコントラスト、そして重厚な「山崎」の味わいがたまらない。ずっと口にしていたくなるスイーツだ。
続いて、「これも好評でした」と教えてくれた「チョコケーキ ~マッカランinガナッシュ~」。チョコスポンジとガナッシュにシングルモルトウイスキー「ザ・マッカラン 12年」を使った、まさに“大人のチョコレートケーキ”。
2口ほどの量だが、まろやかなウイスキーと酸味の少ないチョコレートが調和して、記憶に残るおいしさ。編集部員はこれが一番お気に入りだった。
ここからは、来客用のメニュー表の紹介順に食べていくことに。先ほどのチョコケーキと同様に「マッカラン」を入れたバタークリームと、「マッカラン」で漬け込んだレーズンをサンドした「マッカランレーズンサンド」は、ほんのり甘いシュクレ生地がウイスキーの味わいを引き立てる。
「碧Aoチョコのオランジェット」は、「サントリーワールドウイスキー 碧Ao」に漬け込んだオレンジを、同じく「碧Ao」入りのチョコレートでコーティング。一見脇役に見えるオランジェットだが、これが一番お酒の味を感じられた。
このアフタヌーンティーの中では唯一と言える、しっかり甘いケーキには「サントリー梅酒〈山崎蒸溜所貯蔵梅酒ブレンド〉スーペリア」を使用。生地に染み込んでいるだけでなく、添えられたシロップ漬け青梅にも使っている。青梅はさわやかな甘さで、これだけでもお酒のアテになりそう。
特にインパクトが強かったのは、「カルーアコーヒーリキュール」を使用した「カルーア・オレゼリー」。「カルーア」といえばカルーアミルクなど、誰でも飲みやすい甘いお酒のイメージだが、このゼリーはまったく違った。味が濃いめのコーヒーゼリーに「カルーア」入りのカフェオレゼリー、ホイップクリームが重なり、甘味より苦味が強い大人の味。スポイトに入った「カルーア」が付いているので、好みで追加できる。
スタンド下段にあるフルーツアラカルトのみノンアルコールなのだが、このアフタヌーンティーには欠かせない存在。口の中をリセットしてくれるので、合間に食べると使用されているお酒の違いをきちんと感じられる。
シェフの発想に驚くセイボリー
続いて、セイボリーへ。こちらにももちろんサントリーの商品が使われていて、5種それぞれに異なるお酒が採用されている。
「『こんな組み合わせあり!?』とシェフの発想にびっくりしたひと品です」と担当者がイチオシするのは、「響香るスクランブルエッグ ~トリュフ風味~」。ウイスキー好きなら誰もが知る「響 JAPANESE HARMONY」とトリュフを入れたスクランブルエッグだ。底にはトマトフォンデュがあり、ケチャップ代わりになっている。
当たり前だが、これまで食べてきたスクランブルエッグの何十倍もリッチで、一度食べたら忘れられない。とろとろの卵、華やかな味わいの「響」、トマトフォンデュの旨味が相性抜群だ。
スモーキーな「ボウモア 12年」を染み込ませたパンケーキにジャガイモのムース、キャビアをのせた「ボウモアパンケーキ ~キャビア添え~」は、ひと口サイズにも関わらず、それぞれの素材が持つ特徴を引き立て合っているのがわかる。
そして、編集部員がとりこになった「フォアグラと栗の白州ブリオッシュ」。あまりに斬新な組み合わせで味の想像ができなかったが、フォアグラの塩味や栗ペーストの濃厚な甘味を、ブリオッシュ生地に染み込んだ「白州」がキリッと締めていて絶品だった。
アフタヌーンティーにあるとうれしいスープには、クセがあり好みが分かれると言われる「ラフロイグ 10年」を使用。根セロリのムースとビスクスープの層に、仕上げとして「ラフロイグ」で香り付けしている。ビスクスープの旨味が強いため、「ラフロイグ」のドライな味わいはアクセント程度。誰でもおいしく飲めるはずだ。
シメとして選んだのは、「ROKU〈六〉ベーグルサンド」。ここ数年で人気急上昇中の「サントリージャパニーズクラフトジン ROKU〈六〉」を染み込ませたベーグルにスモークサーモンをサンドした、ややボリューミーなひと品だ。
先日初めて「ROKU〈六〉」を飲んだ編集部員は、「ROKU〈六〉」が持つ桜や柚子といったボタニカルの特徴が消えることなく、むしろサーモンのスモーキーさとマッチしていることに気づいた。ほのかに和素材の香味を感じる、新感覚のベーグルだ。
「ナイトアフタヌーンティー ~10種の酒に酔いしれる夜~」にはこれらのメニューに加え、ドリンク1杯付き。今回はスパークリングワインを選んだが、ほかにもモスコミュールやジントニック、ウイスキーなどがラインナップしている。しかし、スイーツとセイボリーにしっかりアルコール成分が含まれるため、あまりお酒が強くない人はソフトドリンクがおすすめ。
また、オプションとしてアルコール飲み放題(1800円/1名、90分制)も用意。どのメニューにどのお酒が合うか、自分でペアリングを考えてもいいかもしれない。
お酒が好きな人だからこそ楽しめる、特別なアフタヌーンティー。足を運んで、秋の夜を優雅に過ごしてみてはいかがだろうか。
取材・文・撮影=ウォーカープラス編集部
※すべてのメニューにアルコールが使用されているため、車での来店はお控えください。
※20歳未満の者の飲酒は法律で禁じられています。
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