柴咲コウ、黒木メイサなど、女優をしながらもその才能を発揮して歌手としても成功を収めている人が続々と登場している。そんな中、2月24日(水)には、映画『BANDAGE バンデイジ』(10)や数々のCMに出演し人気急上昇中の北乃きいが、「サクラサク」でついに歌手デビューを果たす! そこでひと足早くデビュー曲の魅力を探るため北乃きいを直撃! 歌に込めた思いを聞いてみた。
その声はまっすぐで、しなやか。北乃きい、歌手として堂々たるデビューだ。「でもまだ“歌手”と呼ばれるのは恥ずかしいですね。歌手は個性が大事かなと思うんですが、私は俳優として、自分の個性はなるべく出さないように、役の色に染まる生活を6年やってきたから、自分の個性がないのがいまの悩みです」
とはいえ、芯の強さを感じさせるボーカルはなかなかの実力。夢に向かって頑張る人をあと押しするデビュー曲「サクラサク」からも、彼女の思いがあふれ出している。
「歌詞に『ありがとう』って何度も出てきますよね。自分が成長するのにかかわったすべての人にありがとうっていう思いを込めて歌っています。聴いている人にもそういう思いが届いたらいいな」
映画『BANDAGE バンデイジ』への出演をきっかけにギターを練習中。プライベートではワールドミュージックに親しむ音楽好きだ。「いまは音楽とドラマや映画の現場との違いに戸惑っていますが、ゆくゆくはミュージカルなどの総合的な表現をやってみたい。“ラララ”だけで感情が伝わるような歌を歌えるようになったらいいですね」と今後の意気込みも語った。
役になりきって演じる女優とは違い、本人の素の部分が出やすいシンガーは、これまで感じたことがない姿が堪能できるはず。シンガー・北乃きいのこれからの成長に期待大だ!【詳細は東京ウォーカー2月16日発売号に掲載】