昨年「プレーンヨーグルト」販売25周年を迎えた「小岩井乳業」は、2010年春季新商品として“大人のための”ヨーグルト2種と、地域限定チーズ2種を今春発売。それに先駆けて2月23日、乳製品新作発表会が都内で開催され、新たなマーケティングプランが発表された。
「キリンの健康プロジェクト」の一環として販売する、“大人のための”ヨーグルトをうたった新作ヨーグルト2種は、体を気付かう人にもうれしい仕立て。「大人のヨーグルト【朝のグレープフルーツ】」「大人のヨーグルト【夜のバニラ味】」(各120円 105g)には、“回復系アミノ酸”といわれる、しじみ900個分の“オルニチン”400mg(1食あたり)が配合されている。同商品は、協和発酵バイオ社が独自に研究開発・製造する素材“オルニチン”を目玉に、“朝と夜向け”と、消費者の“食シーン”に合わせた販促方法を掛け合わせ、新たなマーケティングで他ブランドとの差別化を図る。
一方、地域限定チーズ2種は、「手軽に食べられるチーズが欲しい」という消費者のニーズから誕生。「ひとくちサイズのつまめるチーズ【サラミ】」と「ひとくちサイズのつまめるチーズ【アーモンド】」(各180円 40g ※関東甲信越・静岡地域限定)を開発した。歯応えのあるサラミやカリッとした食感のアーモンドを、醗酵バターを加えたクリーミーな“つまめるチーズ”にプラスしたこの商品は、“手軽感”を感じさせる小粒な仕立てで、真珠ほどの大きさ。お酒のオツマミにもピッタリな商品となっている。
「小岩井乳業の食品で、皆様の生活が少し豊かになって、少し感動してもらえれば。消費者の満足感にプラスして、“特別な感動”“日常的感動”など、さまざまな“感動”を提供していきたい」と同社広報。これからも“安心・安全・乳のおいしさ”にこだわったメニューを提案するとともに、「ヨーグルトセミナー」などのイベントで情報発信もしていくのだという。
新作ヨーグルトシリーズは日々の疲れを癒すアイテムとして、新作チーズは手頃な価格で食べられるオツマミやおやつとして、今後身近な存在となりそうだ。【東京ウォーカー】