彦根城(滋賀県彦根市)の北側に位置し、井伊家4代当主直興が1677年(延宝5年)に造営した池泉回遊式の大名庭園「玄宮園」。中国唐時代の玄宗皇帝の離宮をなぞらえたもので、江戸時代初期の庭を現代に伝える名園だ。
大きな池に突き出すように建つ臨池閣(りんちかく)、鳳翔台といった建物のほか、池の周りには中国洞庭湖(どうていこ)の瀟湘八景(しょうしょうはっけい)にちなんで選ばれた近江八景を模し、竹生島や沖の白石を表現するために樹木や岩石も配置されている。
秋は、紅葉の季節ならではのライトアップで、名園玄宮園をより一層楽しむことができる。「錦秋の玄宮園ライトアップ」は、彦根の晩秋を代表するイベントとして人気だ。庭園内の木々が赤や黄に装い、その姿を水面に映す姿は、引き込まれるような美しさ。ライトアップは2025年11月22日(土)~12月7日(日)まで開催予定。晩秋のひと時、彦根ならではの煌めきを堪能しよう。