広小路通、錦通、大津通、久屋大通が交差する名古屋・栄のど真ん中に建設中の複合ビル「ザ・ランドマーク名古屋栄」は、ホテル、オフィス、シネコンなどが集まる地下4階から地上41階までのシンボルタワー。このうち、地下2階から地上4階に2026年初夏、約65店舗が集まる商業施設「HAERA(ハエラ)」が開業する。
「HAERA」は「栄える+era(時代)」からの造語で、「次の栄える(はえる)をつくる、街の新しい 賑わい・時代をつくっていく起点になりたい」という想いが込められている。
「HAERA」は、ファッション・カルチャーにおいて先進性を持つパルコ、ラグジュアリーな世界観や賑わいの創出に優位性を持つ大丸松坂屋百貨店、デベロッパー事業のJ.フロント都市開発が、三菱地所株式会社などの共同事業主と力を合わせて事業を推進。J.フロントリテイリンググループが一体となって強みを発揮した、新たな感性が交差するラグジュアリーモールになる。松坂屋名古屋店、名古屋PARCO、BINO栄、名古屋ZERO GATE、JFRカードなど、栄エリアに展開するさまざまな施設・サービスとも連携する。
施設のコンセプトは「PUBLIC MUSEUM」。“感性に響かせる”空間デザインやアート、ラグジュアリーファッション、多様な飲食店など約65店舗のラインナップを予定し、訪れる人にミュージアムのような体験価値を提供する。
久屋大通や大津通に面する場所には、世界を代表するラグジュアリーブランドが旗艦店として大型メゾネット店舗をオープン。ほかにも、新たな文化を生み出すニュークラシックなファッションやライフスタイルを提案するショップや、ハイグレードからカジュアルシーンまでを網羅したレストランやスイーツ店が出店し、栄に新たな賑わいを生み出す。
環境デザインは、「大阪・関西万博」のシグネチャーパビリオン「null2」の設計も手掛けたNOIZが担当。各階を、ひとつのスタイルを体現するギャラリーと捉えてデザインしている。床や天井のパターンと、家具やアイテムのオブジェクトを両極に据えて空間を設計。エレベーターやエスカレーターなどを通じて階をまたぐ連携を取り、全体の統合を試みる。
具体的な店舗の発表は2026年春頃を予定。名古屋の新たなランドマークとして期待が集まる注目スポットだ。
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