新宿駅からすぐ、大きな壁面の時計が目印の「ファーストキッチン新宿南口店」が、3月1日(月)にグランドオープン。「ファーストキッチン」の旗艦店とされる同店が、“時間帯”や“カフェ化”をキーワードに、メニューや内装を変えてリニューアルする。
“20代から30代のややアッパーで活動的な層にアピールする、新しい食事スタイルの提案”をコンセプトとし、“進化型ファーストキッチン”と位置付けた同社の新業態プロジェクト。昨年3月、この新業態で実験的にオープンした1号店「ファーストキッチン渋谷宮益坂店」が、女性客から好評価を得たことで、「新宿南口店」を6号店目としてオープンさせる。
新スタイル店舗は、朝・昼・午後・夜の4つの時間帯ごとに、軸となるメニュー構成を変化させ、“ファストフードの強み”である“バーガーなどの食事メニュー”や“スピード感”に、“カフェの要素”をプラス。ファストフード+カフェとして、「大人がゆったり過ごせる場所」の提供を目指す。朝(オープン〜11:00)は「コーヒーショップ」、昼(11:00〜)は「ファストフード」、午後(14:00〜18:00)は「カフェ」、夜(18:00〜)は「パスタ&バーガー&アルコール」をテーマに、時間ごとのニーズに応える形で展開していくという。例えば、夜の時間帯にはアルコールをセットにしたメニューも登場する。
また、レジカウンター横には冷蔵ショーケースを設置し、ケーキなどをディスプレイ販売するスタイルを投入。新業態店ではデザートメニューやサンドイッチ、ドリンクの種類も充実させた。また、店内の内装はシンプル&エコロジーをテーマに、白と木目を基調にし“上質なくつろぎ感”を演出。本格的なカフェの雰囲気は、女性客のニーズも満たしそうだ。
「昔からファーストキッチンは、働いている方など“大人層”にご満足いただけるように考えて展開しているのですが、この新業態ではメニューや内装などのさらなるブラッシュアップに取り組んでいます。女性1人でも、ゆったり利用してほしいです」とは同社広報。
将来的には、デザートメニューをさらに増やし、駅前や繁華街など路面店タイプの店舗で順次、店舗デザインの改装と合わせて“カフェ化”を進めるという。実用性とくつろぎ感を追求して展開していく進化型ファーストキッチンに今後も注目だ。【東京ウォーカー】