【茨城】老舗ソバ店の“夜の顔”は、紫峰牛を使った牛骨ラーメン専門店!

東京ウォーカー

茨城県つくば市にあるソバ店が、夜のみラーメン店として営業。ソバ職人である店主が打つ自家製麺と、地元・筑波産の最高級黒毛和牛を贅沢に使った牛骨スープのオリジナルラーメンで勝負する!

ラーメンマニアの店主が独創的な一杯を考案


牛骨1号らー麺(750円)。写真の醤油のほか、塩もあり


2017年6月にオープンした「牛骨ロック」。実はこちら、土浦市で100年以上続く老舗ソバ店の分家「吾妻庵 花室店」の夜ブランドで、同店の店主・青柳彰宏さんが手掛けている。

【写真を見る】県道24号線沿い。「牛骨ロック」としての営業は17:00~20:00


青柳さんはこれまで1,000店以上を食べ歩いたラーメンマニアで、好きが高じて念願だったラーメン店主に。そのため、ラーメンへのこだわりは半端ではない。「やるからには、ほかでは味わえない一杯を作りたい」と妥協せず、ついに最高の食材に出会った。

筑波山麓で肥育されている紫峰牛のさまざまな部位を使用


それが、地元・筑波山麓で肥育されている最高級黒毛和牛・紫峰牛。そのスネ骨とテール、さらにはアキレス腱、ホホ肉などの肉も加えてじっくり煮込み、スープを作り、さらにチャーシューの代わりに、ホホ肉と希少部位のネクタイ(食道)をトッピングした、紫峰牛尽くしのオリジナル牛骨ラーメンを完成させた。

店内はテーブル席が中心


紫峰牛の旨味が詰まったスープはフォンドボーのよう


看板メニューは牛骨1号らー麺(醤油)。紫峰牛の旨味が詰まった牛骨100%スープは、フォンドボーのような上品な味わい。ほんのりと和が感じられるのは、醤油ダレに秘密がある。カツオダシを効かせたソバつゆを合わせているのだ。

紫峰牛のホホ肉(右)と希少部位のネクタイ(食道)


また、具のホホ肉とネクタイにもソバ店ならではのアイディアが。スープと一緒に3~4時間煮込んだあと、赤ワインとカツ丼のタレで味付けしている。ホホ肉は柔らかでホロホロ。一方のネクタイは牛タンに似た独特の食感がおもしろい。

ソバ職人が打つ自家製麺も秀逸!


そして忘れてはならないのが麺。ソバ職人である店主が作る自家製で、北海道産の高級小麦「春よ恋」や、パン用の強力粉「ゆきちから」など、厳選した4種の小麦を独自にブレンドしている。

自家製麺もウリ。中太麺(手前)と中細麺(奥)から選べる


中細麺と中太麺から選べ、中細麺はソバのようなしなやかなのど越し、中太麺はモッチリとしたうどんのようなコシが楽しめる。

麺の旨さを実感したいのならば、牛骨つけ麺850円もおすすめ。小(200g)、中(中細250g、中太300g)、大(中細300g、中太400g)が同料金で、思う存分堪能できる。

牛骨つけ麺(850円)。写真は中太麺の大(400g)&“ベジあり”


スープは牛骨1号らー麺と同様に牛骨100%で、醤油ダレとそばつゆで味付け。ニンジンおろしが入る“ベジあり”か“ベジなし”があるが、おすすめは“ベジあり”。スープがサラサラしているので、ニンジンおろしが入ることで絡みがよくなる。

麺は中細と中太から選べるが、つけ麺は断然中太が合う。中太と言っているが、もはや極太と呼べる太さで、モッチリと弾力があり、まさにうどんのよう。途中から麺にレモン酢をかけて、つけ汁にくぐらせると、清涼感が増し、また違った味わいを楽しめる。【ラーメンウォーカー編集部】

河合哲治郎

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