2017年12月23日(祝)から2018年2月18日(日)まで、松坂屋美術館(名古屋市中区)にて「ミュシャ展 ~運命の女たち~」が開催される。入場料は、一般1000円、高校生以上800円、中学生以下は無料。
アルフォンス・ミュシャは1890年から1930年ごろまでヨーロッパで活躍したチェコ出身のグラフィックデザイナー。1894年に当時の伝説的な女優サラ・ベルナールのポスター「ジスモンダ」を制作し、一夜にしてパリ中の話題をさらい、スターダムにのし上がった。流れるような髪に華やかに着飾った美しい女性、色とりどりの花や植物、ゴージャスな宝石などを散りばめた装飾性豊かなポスターや版画は一斉を風靡。彼はアール・ヌーヴォーを代表する多くの作品を生み出した。
アール・ヌーヴォー(新しい芸術)とは、19世紀末から20世紀にかけてヨーロッパで開花した美術運動で、その代表的な画家であるアルフォンス・ミュシャは日本でも人気だ。 今回の作品展は祖国チェコの個人コレクションからのもので、ミュシャにより描かれた女性たちを中心に代表的なポスター、版画、関連写真などあわせて約150点を展示。これまでのミュシャと、彼に関わった女性たちを紹介する。
仕事や学校から解放された休日。せっかくの休みを、寒いからといって家を出ないで無駄にしているそこのあなた。この冬は松坂屋美術館のミュシャの作品で心をリフレッシュし、芸術のセンスを磨いてみてはいかがだろうか。 【東海ウォーカー】
河合萌衣