日常の出来事の着眼点を変えるとおもしろいエッセイ漫画がXで大きくバズった、さてよ(
@sateyo
)さんの創作漫画「死にたい女子大生が60歳の親友と大学生活を楽しんで死ぬ話」を紹介しよう。
ネガティブな大学生とポジティブな60歳の"ちょっと奇妙な関係性"がおもしろい!
「私自身がネガティブな性格なので、『ポジティブで、かつ歳の離れた友人がいたらいいのにな』と思った」と制作のきっかけを話す作者のさてよさん。本作「死にたい女子大生が60歳の親友と大学生活を楽しんで死ぬ話」は、まさに"ネガティブな大学生"と"ポジティブな60歳"という対極的な2人のキャラクターが織りなす、どこか奇妙でやさしいストーリーが魅力的な作品である。
日々の漫画制作において、さてよさんが大切に考えているのは"何気ない日常を少し違う視点で見ると別のおもしろさがある"ということ。視点のおもしろさは、さてよさんが描くほかのエッセイ漫画にも通じるところがあるのだそう。「私はカップ焼きそばはソースの粉を入れずに食べます。目玉焼きには何もかけません。餃子もそのままいただきますし、コロッケもそのままおいしくいただきます。味が薄いほど好きです」とこだわりを語るさてよさん。そんなさてよさんの持つ独特な世界観は、しっかりと作品から感じとることができるはず。
過去の経験からネガティブになってしまった光、そして娘を亡くしながらも娘の"やりたいことリスト"を完遂しようとポジティブに生きる月子。さてよさんは「そんな2人が仲良くしている様子を楽しんでもらえたらうれしいです」と作品に込めた想いを語ってくれた。
シンプルな作画ながらも流れるようなストーリーが美しい本作を、ぜひ読んでみてほしい。
取材協力:さてよ(@sateyo)
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