駅員を経験したザバック
(@theback_blog)
さんは、X(旧Twitter)やブログにて駅員を主人公にした漫画などを中心に公開している話題の漫画家。駅員のあるあるをテーマに描き、駅員の日常が垣間見られる作品がそろう。今回は、ブログに投稿された「100日後に辞める駅員さん」の中から電車賃に関するクレームのエピソード漫画を紹介するとともに、作者に昨今の運賃改定などについても話を聞いた。
いち駅員に言われてもな…!
元駅員で作者のザバックさんが描く「100日後に辞める駅員さん」シリーズ。そのなかのひとつである本作は駅員に言われても…というクレームが数々描かれている。
駅員のペン助はお客様から「駅施設がなんでこんな古いの?新しく建て替えて!」「踏切が閉まりっぱなし!俺の時間を奪うな」などのクレームを受け「申し訳ございません」と謝る日々…。極めつけは「切符の値段が高すぎるんだよねぇ。乗るのやめようかな?」と運賃についてのクレームもあるほど。いつものように謝るが、駅員個人ではどうにもできないことが多く、「怒鳴り散らしても恥ずかしいだけだぞ」と心のなかで反論するのであった。
さまざまな地域で電車賃の値上げが続いているが、ザバックさんは「むしろ電車賃って安すぎませんか?数百円払えば、なかなかの距離の移動ができる。しかもほぼ時間通りにね。電車賃ってたしか企業が好き勝手に上げることができないって聞いたことがあります。国の許可がいるらしいですよ」と明かし、鉄道会社へのクレームはお門違いであると語る。
ザバックさん自身、予想外の方向からクレームが来たこともあるそうで「駅で働いてましたが、駅前に止まるバスに対するクレームですね。かなりご立腹の人でしたが、そのイライラを駅員にぶつけてきて鉄道会社のクレームにつながったことがあります」と衝撃のエピソードも教えてくれた。
駅員さんの仕事がよくわかる本作、ぜひ読んでみてほしい。
取材協力:ザバック(@theback_blog)
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