体にいいけど苦い…。そんなイメージの「養命酒」を製造している養命酒製造株式会社から、オシャレなハーブのリキュール「ハーブの恵」(1281円/700ml)が3月8日(月)に発売される。健康志向の高まりをきっかけに、自然派を好む30代〜50代の女性にターゲットを定める。
キーワードは“癒し”。ハーブは、鎮静・鎮痙(ちんけい)作用のあるシナモンや、安眠作用のあるクロモジなど心をリラックスさせるもの、抗ストレス・抗疲労作用や強壮作用のある高麗人参、疲労回復や不眠に作用があるという桑の実など体を癒す13種類。ハーブをバランスよく配合し、漬けた同品は、東洋の健康思想や伝統的な使用経験に基づいて作られたものだ。
グラスにつぐと、ふんわりとしたハーブが香る。ゆったりと流れ落ちるとろみのあるゴールドの液体も特徴だ。「ヨーロッパや、中国のリキュールとは一線を画した、日本人に合った本格的なリキュールです。ストレートでもソーダでも、ホットでも飲めるように作りました」と話すのは、同社開発担当者。
味は「ボディー感がありながら、サラリ」(同担当者)と話す通り、甘味が強いがしつこすぎない味。飲むたびにハーブの香りが鼻をくすぐるが、薬っぽさや“いかにも体にいい”という感じはしない。果実や花のような優しい味は、食前酒として飲んでもよさそうだ。
パッケージは、和紙風のラベルに優しい色合いでハーブが描かれた温かみのあるもの。健康を意識し、さらに自然食材などに関心のある30代〜50代の女性に好まれるデザインにした。
今後の展開については、「今までお付き合いのあった酒屋さんをメインに取り扱ってほしい。無料配布などのプロモーション費をかけ、(養命酒に続く)第2の柱になれば」と同社関係者。“体にいい”だけではなく、おいしさと癒しを加えた同品。お疲れ気味の心と体に1杯いかが?【東京ウォーカー】