豚文化の北海道に新風! 札幌・牛カツブームの火付け役「いち華」

北海道ウォーカー

豚文化の北海道で「カツ」といえば「豚カツ」が主流の中、ここ最近札幌を中心にブームの兆しをみせているのが「牛カツ」なんです。その中でも、ブームの火付け役の1つでもある札幌市・北区にある「牛かつ いち華」に、おいしさの秘密を探ってきました。

地下鉄麻生駅とJR新琴似駅にほど近い好立地にある


十勝を中心とする道産の牛肉を使用した牛カツが味わえることで人気の「牛かつ いち華」。「飲食店を営む中で道産牛のおいしさに気づき、東京で注目されていた牛カツをぜひ道産牛でチャレンジしたかった」と店主の伊藤弘二さんが2015年に同店をオープン。

赤身牛肉をレアで味わうのが特徴


赤身牛肉をサッと揚げるレアな牛カツの見た目に、「もっと火を通してほしい」との声も多かったそうですが、牛カツの存在が徐々に認知され、今では週末に行列ができる程までおいしさが浸透してきたようです。

「牛かつ定食」1300円。素材のおいしさをぜいたくに味わえる


同店の人気メニューの「牛かつ定食」(1300円)。高温60秒で揚げるサクサク食感の衣に包まれた牛肉はとろけるようにやわらかいのが特徴です。まずはそのままで素材のおいしさを味わい、次は山ワサビ、自家製のダシ醤油、挽きたての岩塩で、自分好みにカスタマイズして楽しみたいところ。

「いち華丼」1300円。ご飯が進む、ボリューム満点のメニュー


次にいただいたのは「いち華丼」(1300円)。あっさりとした牛カツに、マヨネーズベースの自家製ソースがたっぷりかかった一品。濃厚ながらもさらりと平らげてしまう人気のメニューです。

店主の伊藤弘二さん


「少しずつ牛カツが認知され始めてきましたが、もっとこのおいしさを広げていけたらいいなと。レアが苦手な方も食べられると思いますので、ぜひ一度食べてみてほしいです」と話すのは、店主の伊藤さん。「まずは牛カツを知ってほしかったので、値段を高くしたくなかった」と言います。確かに、道産の牛を使用しながらも1300円という良心的な値段設定はうれしいですよね。

脂身も少なく、目の細かいパン粉を使用していることから油の吸収率が低いので、思っているよりヘルシーな牛カツ。レアならではの断面の美しさはまさに“フォトジェ肉”!そんな牛カツから今後も目が離せません!

高級なお寿司やさんや和食店のようなたたずまいの店内


■住所:札幌市北区新琴似8-1-1-46 ■電話:011・726・2121 ■時間:11:00~21:00(LO) ■休み:なし ■席数:22席(11:00~15:00までは禁煙)

<ライター:グラフィオジャパン(高橋まりか)>

【北海道ウォーカー編集部】

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