リクルートホールディングスにより、「『2018年のトレンド予測』発表会」が開催され、飲食領域における2018年のトレンド予測として、「ピット飲食」というキーワードが発表された。
同発表会は、各領域を担当する編集長や総研所長が、クライアントやユーザーとの日々のコミュニケーションから捉えた「兆し」に基づいて、2018年から盛り上がると予測するトレンドを、事例を含めて紹介するもの。
この取組みは2009年より毎年開催しており、今年で9回目となる。ちなみに昨年の飲食のトレンドキーワードは、日本各地の食材・料理を食べて、気軽に産地を応援する「おいし援」だった。
そして今回、2018年の飲食領域トレンド予測キーワードとして発表されたのが「ピット飲食」という言葉。これは、頭の切り替えや、束の間の自分らしい時間を持つために行う飲食のこと。
一人ひとりが担う役割が増加・多様化している昨今、仕事と家庭、主務と副業など、次の役割に向かう合い間に、“気持ちの切り替えを行う”ニーズが強まっていることから、「ピット飲食」でモードチェンジするケースが増加しているのだという。
また、「働き方改革」の推進で、17から19時台の時間帯に、軽い飲食を行う時間の余裕もでき始めた。そこで多くの人々は、駅ナカ、駅近、オフィス近隣のカフェやファストフード店を利用し、頭の切り替えを行うようになったようだ。
マッタリとくつろげる雰囲気、ひとりでも安心して入店できる雰囲気を備えた、帰宅途中の「ピット飲食」に使える新たな場も、既に続々と登場している模様。隙間時間に一時停車して、軽く飲食・軽くマッタリ…、そんな新習慣が定着し始めているのである。【ウォーカープラス編集部】
Raira