振り込め詐欺をはじめとした、特殊詐欺による高齢者の被害未然防止を目的とする「高齢者詐欺被害防止啓発キャンペーン」。その一環として、キャンペーン開始日と同日の12月11日より、詐欺被害防止啓発WEB動画の公開がスタート。9日間で100万回再生を突破した。
昨年までの“親子間の会話を増やすこと”や、“周囲の見守り強化”といった呼びかけに加え、今回のキャンペーンでは、「怪しい電話がかかってきたときのために、前もって家族と交わす“約束”こそが、複雑化・巧妙化する詐欺の強力な防止策になる」という考えを重視。
そこから“家族の約束が家族を守る”というコンセプトのもと、お笑いコンビ「ANZEN 漫才」を起用したWEB動画「母との約束」篇を制作。政府広報オンライン・高齢者詐欺被害防止特集ページにて、視聴できるようになっている。
ちなみに動画は、母親想いの息子を演じるみやぞん(ANZEN 漫才)が、実家の母親と話し合い、とある“約束”を交わしていたことで、詐欺師役のあらぽん(ANZEN 漫才)からかかってきたオレオレ詐欺の電話を、見事に撃退する…といったストーリー。「家族の間で簡単な約束を決めておくことが、詐欺に対する有効な防止策になる」というメッセージが、分かりやすく描かれている。
そんなWEB動画の、撮影時の感想を聞かれたみやぞんは、「演技というか、お芝居をやるとき、ものすごく緊張しました。でも、お母さん役の方との掛け合いをしているうちに、いつの間にか本当の家にいるような感覚になって、自分の親に会いたくなりました。今度実家に、一回帰ろうと思います」とコメント。
また、“約束”がキーワードのストーリーについては、「僕は忘れっぽいので、“約束”という言葉とは無縁なんですけど、今回の撮影で約束の大切さみたいなものが、なんとなく分かりました。約束することによって、今度いっしょに出かけようとか、何かをやろうという気になりますからね。約束って大事だなと思いました」と話してくれた。
さらに“家族のコミュニケーション”について、どのように考えているか聞かれると、「もちろん大事だと思いますが、なかなか一筋縄ではいきませんよ。親だから僕の気持ちは分からないし。僕も子どもだから親の気持ちが分からないという。でも、楽しく生きて、どんどん自分が幸せになっていくと、親孝行しようとか、そういう余裕が出てくるというか。無理やりコミュニケーションを取るんじゃなくて、まずはこっちが楽しくなっちゃえば、『お母ちゃん、いつか美味しい店に連れていくよ』って言えるようになるのかなと思います」と回答。続けて、「どんなお店に連れていってあげたいですか?」との質問には、「母がお寿司が好きなので、カウンターのお寿司屋さんに連れていってあげたいと思っています」と答えてくれた。
ANZEN 漫才の熱演に心動かされる!と話題のWEB動画「母との約束」篇は、ただいま好評中。気になる人は、今すぐ政府広報オンライン・特集ページにアクセスして、みやぞん&あらぽんの名演技をチェックしよう。
ソムタム田井