歌舞伎座の興行を一手に引き受ける松竹とティンカーベルがコラボした、世界初の“歌舞伎”公認グッズが発売される。3月中旬より登場の「歌舞伎Tシャツ」(各3045円・全5柄)、「花形歌舞伎バッグ」(1575円・全4柄)だ。
今年4月の公演を最後に歌舞伎座が建て替えられることが決まったが、これら商品は、その建て替え前に何かできないかと松竹とティンカーベルが共同で企画したもの。歌舞伎の魅力のひとつである豪華な衣装や演目中に登場する柄をアレンジし、松竹監修のもと制作。歌舞伎ならではの卓抜したデザイン、大胆で斬新な色使いなど歌舞伎通もうならせるデザインに仕上げた。
「歌舞伎Tシャツ」は、“鮮やかな色使い”と“柄のシンプルな美しさ”がポイント。歌舞伎独特の化粧“隈取り”をさりげなく表現したものや、“歌舞伎”の文字を大きくあしらった漢字アートTシャツなどがそろう。
一方、「花形歌舞伎バッグ」は着物を着ている女性をイメージしつつも、普段使いできるカジュアルなデザインにこだわり、女性でも男性でも使えるアイテムに仕上げた。現在、歌舞伎座で使用されている“定式幕”をデザインしたトートバッグもオシャレで、遊び心あふれるデザインが魅力だ。
「今回は制作にあたって、松竹さんに歌舞伎の衣装の貴重な資料を見せていただき、その“鮮やかな色使い”と“柄の美しさ”に魅せられてしまいました。歌舞伎を知らない方にも手に取っていただけるデザインを心掛けましたので、歌舞伎に興味を持つひとつのきっかけとなってもらえるとうれしいです」と話すのは商品企画デザイナーの渡部睦さん。
今後は第2弾商品として、現在公演中の「歌舞伎座さよなら公演」にちなんだアイテムも登場予定。“歌舞伎座”の建て替え前にぜひ、思い出として手にしてみてはいかが。【東京ウォーカー】